ポルシェ 待望の新型SUV「Macan(マカン)」発表会レポート
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部 レポート:オートックワン編集部
東京モーターショー2013から1年、いよいよマカンがやってくる!
待ちに待った「マカン」が日本へやって来た!
「ポルシェ カイエン」の弟分として、2013年11月のLAショー、そしてその15分後(!)の東京モーターショー会場でそれぞれ世界初公開され、大いに話題を呼んだマカン。2014年2月には早くも「マカン ターボ」「マカン S」の国内予約をスタートし、さらに4月の北京ショーで発表されたベースグレード「マカン」についても同月より予約が始まっている。
そして東京モーターショーから1年。ようやく市販モデルとして我々の前へその姿を現したのだ。
ポルシェ ジャパンの七五三木 敏幸(しめぎ としゆき) 代表取締役社長は「東京モーターショー会場での予約を皮切りに、10月末までに約1500台のオーダーがあった」と発表。日本ユーザーからいかにマカンが待望されていたかを改めて証明した格好となった。JAIA(日本輸入車組合)の調べでは、2014年1月から10月末までに3797台のポルシェが登録されている。ちなみに昨年2013年通期の実績は4869台。七五三木社長は、今後マカンのデリバリーも始まり昨年を上回る台数が見込まれているといい、さらに2015年についてはマカンがフルに貢献する年となるため、5000台超/年も視野に入ってくると話した。
また日本発表に際し、ドイツ本国のポルシェAGから来日したベルンハルト・マイヤー 副社長 セールス&マーケティング役員は、グローバルで2014年3月より順次デリバリーを開始しているマカンが、既に3万台以上の納車を済ませていると話し、これが予想を上回る台数であると明らかにした。
兄貴分「カイエン」はSUVにあらず!?
元々スポーツカー専売メーカーとして、世界のエンスージアストたちから支持を集めていたポルシェが、2002年発表した初代「カイエン」は、同社初のSUVモデルとして大ヒット作となった。カイエンは、もともと4輪駆動のSUVモデルが持つ泥臭いワイルドさとは一切無縁。同社の伝統的スポーツカー「911」のデザインモチーフが随所に与えられ、スポーティな雰囲気が特長となっている。もちろん走りの高性能ぶりもポルシェ流。実際ポルシェ自身も「ポルシェカイエンは家族全員で愉しめるスポーツカー」という主張をし、あえてSUVとはうたっていない。
2代目となった現行カイエンのボディサイズは、全長x全幅x全高が4855x1940x1710mm、ホイールベースは2895mmと、堂々たるもの。スポーツカー譲りのボリューム感あるデザインエッセンスも含め、他のSUVとは似ていない独特の存在感が何よりの魅力だが、ここ日本で使うことを考えるとやや持て余すサイズでもあった。
とはいえ、この全長の差は小さくない。駐車場での出し入れや狭い路上での取り回しなどで随分と助けられるはずだ。
それでいて室内に乗り込めば、十分なスペースを確保する。兄貴同様に「家族全員で愉しめるスポーツカー」の称号に相応しい快適性とスポーティさ、そして高級感までもが兼ね備えられている。
初の2リッター4気筒モデルも登場
スポーツカーを名乗るからには、しかも名門ポルシェの一員であるからには、やはり運動性能も本格派でなくてはならない。
新型マカンは全モデルがターボエンジンと4輪駆動の組み合わせだ。V6 3.6リッターツインターボエンジン搭載の高性能版「マカン ターボ」は、最高出力400ps(294kW)/6000rpm、最大トルク550N・m/1350-4500rpmを発揮。0-100km/h加速4.8秒(スポーツクロノパッケージなら4.6秒!)とダントツ。「マカン S」もV6 3.0リッターツインターボを搭載。最高出力は340ps(250kW)/5500-6500rpm、最大トルクは460N・m/1450-5000rpmで、こちらも十分過ぎる高性能ぶりだ。
今回日本で初公開されるベースモデル「マカン」には、直4 2.0リッターターボエンジンを搭載。最高出力237ps(174kW)/5000-6800rpmをマーク。最大トルクも350N・m/1500-4500rpmと低速域から発生させ、市街地でも扱いやすそうだ。いずれのモデルも、7速PDK(デュアルクラッチトランスミッション)と組み合わされる。
価格は「マカンターボ」が9,970,000円、「マカンS」が7,190,000円、「マカン」が日本市場のポルシェ車最安値となる6,160,000円[共に消費税込み]。この絶妙な価格設定も、広く人気を集めている秘密のひとつだろう。既に予約殺到となっているポルシェ マカン。今週末にはいよいよ全国のポルシェディーラーにも実車が揃う模様だ。マカンが気になっているなら、一刻も早くディーラーへ向かったほうが良い!
[Photo&レポート:オートックワン編集部]
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