ポルシェ 911 カレラ4/4S 海外試乗レポート(1/4)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:ポルシェ・ジャパン
4WDモデルという孤高の貫禄
ポルシェ911カレラ/カレラSが、「予想を超える進化幅」でのマイナーチェンジを敢行したニュースは、先日お伝えしたばかり。そして今度は「予想通りのその後の展開」。すなわち、カレラ・シリーズの4WDモデルである『カレラ4/カレラ4S』にも、同様の新パワーパックを搭載したモデルが登場したという事だ。
後輪駆動のカレラ・シリーズに対し、4WDシリーズがリアのフェンダー周りをボリュームアップさせた“専用ボディ”を採用するのは従来同様。前後バンパーのデザインを微妙にリファインし、LED式のデイ・ランニングランプや同じくLED方式による新造形のテールランプを採用したのは、後輪駆動モデルの場合と同様の“新型”ならではの特徴だ。
ただし、走り去る姿を目にすれば一見で明らかなように、テールランプ間に真っ赤なガーニッシュを新採用した事が今度のカレラ4シリーズのルックス上のポイント。つまり、これまで以上に「後輪駆動モデルとの外観上の識別化を強く意識した」のが、まずはニューモデルのスタイリングの見所のひとつと受け取れる。
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