ポルシェ 911タルガ 海外試乗レポート(1/4)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:ポルシェ・ジャパン
タルガのMCはサンシェードの材質変更
外気と直接対話が出来る“オープンエア”の魅力は捨てがたい。が、そうは言っても日常のシーンでは、クローズド・ボディ特有の外界からの隔離性や耐候性の高さも失いたくない――そんな欲張りな要求に対してまさにズバリと応えてくれるのが、911に用意をされた『タルガ』のボディ。
そもそもは転倒時の安全性を高める目的で、「カブリオレのボディに固定式のロールオーバー・バーをプラスする」というカタチで誕生したのが911タルガの起源。が、1995年に登場の“993型”以降は、トップ部分がスライドオープンする大判のガラスルーフ式システムを採用。クーペ、カブリオレに続く“911カレラ第3のボディ”として今に認知をされるに至っている。
そんなルーフ・システム部分には従来型に対して変更のないマイナーチェンジを受けた最新モデルだが、1点だけ変更を受けたのはサンシェードの材質。ガラスルーフ内側に電動ロール式のシェードが設けられるのは従来同様ながら、その材質が変更され遮光性がさらに向上しているのだ。
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