プジョーが仕掛けるSUV攻勢、フルモデルチェンジで生まれ変わった新型<3008>が2017年日本へやってくる[海外試乗](1/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン
世界市場のSUV人気を受け、プジョーが一気に攻勢をかけてきた
プジョーがSUV攻勢に撃って出てきた。まず今年2016年3月に開催されたジュネーブモーターショーでプジョー 2008をマイナーチェンジ。SUVらしさを高めたこの新型は日本でも9月に発売された。そして同じ9月にはパリモーターショーで3008をフルモデルチェンジしている。
>>新型SUV<プジョー 3008>[2017年日本導入予定] フォトギャラリー
さらにパリでは、いままでミニバンスタイルだったプジョー 5008もSUVスタイルに一新。一方中国では同月、三菱自動車工業からOEM供給を受けていた4008が、新型3008のロング版として生まれ変わった。1年間にSUVのモデルチェンジが3車種、マイナーチェンジが1車種なのだから凄い。
プジョーがSUV攻勢を仕掛けている背景にあるのは、ヨーロッパのSUV人気だ。いまでは新車の4台に1台がSUVだそうで、3008が属するCセグメントは年間156万台も売れているという。
新型308に続き、新世代プラットフォームEMP2を採用
そんな中で登場した新型3008は、メカニズムでは308に続いて新世代プラットフォームEMP2を採用したことで、現行型と比べて平均100㎏の軽量化が注目されるけれど、イタリアのボローニャで開催された国際試乗会で実車に対面してまず印象的だったのは、やはりデザインだった。
ヘッドランプはキリッとした目付きになり、サイドは張り出したフェンダーラインでSUVらしさを強調しつつ、上下2本のシルバーのモールがキャビンを長く見せ、リアはプジョー伝統の縦3本のコンビランプをスマートにブラックパネルに組み込んでいる。丸みを帯びた現行型と比べると、落ち着きと力強さの両方を手に入れた感じだ。
贅を尽くしたインテリアを見ただけで欲しくなってしまう
インテリアはそれ以上に変貌していた。ドライバーを取り囲むようなインパネ、センターのトグルスイッチなどの個性を受け継ぎつつ、208で導入したiコクピットの進化形を融合している。
センターのディスプレイは8インチと大型になり、メーターもフル液晶になった。ステアリングのスイッチでメーター表示をいくつか選べるのは先例があるけれど、センターの表示を大きくするとメーターがボビンスタイルに変身したり、メーターの数字と地図の表示にコントラストをつけたりしていて、見やすさでは群を抜いている。
>><プジョー 3008>[2017年日本導入予定 新型SUV] フォトギャラリー
しかもレザーシートのステッチとディスプレイのアクセントをカッパーで統一し、イルミネーションにはプジョーのコーポレートカラーであるブルーをさりげなく配して、高級オーディオブランド ”フォーカル”のシステムを組み込むなど、贅を尽くしている。このインテリアだけで3008を選んでしまいそうだ。
前席は腿から肩までを優しく包み込むようなシェイプで、フレンチブランドならではの心地良さ。後席は身長170cmの僕が座ると、ひざの前には20cmぐらいの空間が残る。591リットルの荷室にアクセスするリアゲートは、バンパー下に足を入れるだけで開く最新スペックだ。
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