プジョー 207SW 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳
プジョー207シリーズの完結車種“207 SW”登場
プジョー・ジャポンとシトロエン・ジャポンは4月1日付けで統合し、プジョー・シトロエン・ジャポンという新法人が設立された。本国では同じ資本系列にあるため、日本でも業務を統合して合理化を図るのが目的だ。
日本の輸入車市場はパイが限られているが、その中でここ数年はアウディが急成長しているため、プジョーやボルボなどがその影響を受けてきた。プジョーとしてはシトロエンと一体化することによって、合理化、効率化を図ろうという考えだ。当然ながら、プジョーとシトロエンの販売はこれまで通りそれぞれが独立して展開されていく。
その統合にタイミングを合わせて発売されたのがプジョー207 SWだ。207シリーズにはこれまで、ハッチバックとCC(クーペ/カブリオレ)が設定されていたが、これにステーションワゴンのSWが加わることによって207シリーズが完成することになる。ボディの後部を延長して大きなラゲッジスペースを作った、使い勝手の良いモデルがSWである。
207 SWには2機種の1.6Lエンジンが搭載される。1.6Lの自然吸気DOHCエンジンと電子制御4速ATを組み合わせたSWと、同ターボ仕様のエンジンと5速MTを組み合わせたSW GTiの2グレードの設定となる。
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