日産が水素自動車市場にSUVで挑戦!? 2012年に発表したテラ コンセプトは今欲しい機能がてんこ盛りの一台だった
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:MOTA編集部
水素自動車でもっとも有名なのはご存知トヨタ ミライである。国産メーカーに限って言えばトヨタとホンダが市販化に成功しているが、じつは日産も水素自動車市場に参入すると言われていたのだ。事実2012年のパリモーターショーでコンセプトモデル「テラ」を発表しており、当時市販化もウワサされていたほど。今回は未だ市販化に至っていない日産の水素自動車テラをご紹介。
トヨタ、ホンダについで水素自動車市場に参入!?
今、世界で最も売れている電気自動車といえば日産 リーフである。2010年に初代モデルがデビュー。その後ノートやセレナなど人気車種に、リーフのEV技術を用いたシリーズ式ハイブリッドe-POWERを投入するなど、日産=電動車両という図式を不動の確実なモノとしている。
ところがライバル社の動向を見れば水素自動車に注力しているメーカーも目立つ。その筆頭がトヨタであるが、じつは日産も水素自動車市場に早くから目をつけていたのだ。そのクルマこそ、今回ご紹介するテラなのだった。
テラノの再来!? 水素自動車でも悪路走破性は超本格派
古くからのクルマ好きの方ならピンと来ると思うが、かつて日本でも大人気を博したSUVモデル「テラノ」と似た名前である。事実テラはSUVで、テラノ以上の悪路走破性も確保しているのだった。
ホイール内にモーターを備えたインホイールモーターシステムを採用しており、片方の車輪が浮いた状態やスタックした際など、本格クロカン並の走破性を持っているのだ。
テラの不思議な車内に注目! 車内のタブレットが鍵になる魅惑の内容だった
注目は車内にある。電動モデルはエンジンを持つ内燃機関モデルとは異なり、後輪に駆動力を伝達するプロペラシャフトなどを要さないために自由なパッケージングが魅力のひとつである。
テラはそのメリットを活かし、シートは左右非対称としており、それぞれのシートに大人が乗車した場合でもリラックスできる車内環境としているなど、これまでのクルマとは一線を画す車内なのであった。
運転席まわりはメーター内にディスプレイひとつと至ってシンプル。しかもこれはタブレット端末になっているため、取り外しも自由自在。ナビやオーディオといった車内インフォテインメント機能として使用できる仕様になっている。そしてこのタブレットが鍵の役割も果たすなど、今すぐに実現して欲しい内容なのだ。
日産の参入に期待!
今回ご紹介した水素自動車のテラ コンセプト自体は市販化されていないが、東南アジアを中心に売られているフルサイズSUVが、同じテラのネーミングを用いて販売されている。
こちらはあくまでも通常の内燃機関モデルだが、見比べてみるとテラ コンセプトのデザインモチーフが継承されていることがわかる。
未だ日産は水素自動車市場に参入を果たせていない。しかも国内で今販売しているトヨタ ミライなどの水素自動車はすべてセダンタイプであるため、ぜひともこの姿で市販化して欲しいところ。今後の動向にも注目だ!
【筆者:MOTA編集部】
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。