日産 スカイラインクロスオーバー 試乗レポート/松田秀士(2/3)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:島村栄二
力強いパワー&トルクフィールと、心地よいエキゾーストサウンド
スカイラインクロスオーバーは、4つのタイヤをしっかりと地面に押し付けて走るSUVらしい感覚を狙って演出したそうで、それほど重くないのに実際にその感覚を味わうことができる。
エンジンは、スカイラインと共通の330psを発生する3.7LV6VVELエンジン。これに、7速ATが組み合わせられる。
アクセルワークに対するレスポンスもよく、パワー&トルクフィールもかなり力強い。
そして、フルスロットルにしたときのエキゾーストサウンドが心地よくキャビンに響き渡る。音質は、クーペやZなどのスポーティな音にややトーンを強めてマイルドにした感じ。
キャビンの静粛性は高い。ロードノイズはかなり抑えられているし、VVELの比較的大きなエンジンメカニカルノイズも心地よい音質に聞こえる。風切り音も小さく、突き上げ感のない乗り心地と共に、静粛性はかなりのレベルだ。
だから、全車標準装備となったBOSEサウンドシステムのパンチの効いた中低音がとても生き生きと耳に響く。ちょっとしたオーディオルームとしてパーソナルな空間を味わえるだろう。
その突き上げ感のない乗り心地を演出するサスペンションは、FRモデルよりも4WDモデルの方がしっかりと硬く、ステアリングそのものも重い。
4WDモデルの方は、フロントサスペンションを固める方向のセッティングがなされている。
一般的な売れ筋はFRモデルと思われるが、こちらはステアリングのフィールも軽めでさらにフロントサスペンションが良く動くので、レーンチェンジをしたときなど軽快なフットワークだ。
しなやかな乗り心地を実現するために、上手にサスペンションを動かしている。
より走りを重視する欧州仕様にはリバウンドスプリングを採用しているそうだが、ゴージャス仕様のTypePには装備しても良かったのではないかと感じた。
ムラーノはティアナなどのFFモデルをベースとするが、こちらはスカイラインベースのFRモデル。その走りを明確に差別化し、FRのハンドリングの楽しさをきちんと演出しているところに拍手を送りたい。
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