名ばかりGTとは呼ばせない!「今、スカイラインを追うものは誰か」5代目 日産 スカイライン ターボ
- 筆者: MOTA編集部
1977年にデビューした5代目 日産 スカイライン。「日本の風土が生んだ名車」と名乗り「ジャパン」の愛称で親しまれた。ところが1979年、トヨタ セリカのマイナーチェンジ時に「名ばかりのGT達は、道を開ける。」のキャッチコピーで挑発を受け、1980年にターボエンジン搭載したモデルを追加。「今、スカイラインを追うものは誰か」のキャッチコピーを打ち出しトヨタ セリカに対抗した。
やっちゃえ日産、スカイラインを追ってみろとライバルを挑発!
1980年に追加したターボエンジンモデルは、排気量2000ccのL20E型エンジンにターボをプラスし、145馬力を発生。また、日産として初のターボエンジンとATを組合わせたモデルでもあった。キャッチコピーには「今、スカイラインを追うものは誰か」を採用し、ターボの設定がなかったトヨタ セリカを挑発したのだ。
「名ばかりのGT達は、道を開ける。」や「今、スカイラインを追うものは誰か」など印象的なキャッチコピーやCMを通して、メーカー同士の戦いが繰り広げられていた日本の自動車界。トヨタ対日産のパワー競争はファンを楽しませ、後に登場するR32スカイラインGT-Rや80スープラへと続いていくことになる。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4600×1625×1375mm(スカイライン 2000GT-E・S)
■エンジン
・2.0リッターSOHC直列6気筒 L20ET型 ターボ
・最大出力は145ps/最大トルクは21.0kgm
■ボディ
・2ドアハードトップ
・4ドアセダン
■駆動方式:FR
■トランスミッション:4速MT/5速MT
■販売期間:1980年~1981年
■価格:185万2000円
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