日産 リーフ 一般試乗会 現地レポート(4/4)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:桃田健史/オートックワン編集部
日産 リーフ 一般試乗会 現地レポート
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40代/充電の問題はあるがクルマの価値が見出せれば良い

● 「今日は、知り合いがこのイベントのスタッフにいて、誘われてきました。それに、電気自動車に興味もありました。普段はクルマを持っていません。地理的に便利なところに住んでいるので、クルマに対する必要性を感じないというのは正直なところ。電気自動車に乗ったのはきょうが始めてです。

ハイブリッドは、レンタカーでプリウスを乗ったことがあります。航続距離は、普段の使用なら160kmで十分でしょうが、ちょっとした日帰りで遠出、300kmくらい(フル充電で)走ってくれるといいのでは?」 (男性)

● 「加速感もいいし、足回りもしっかりしている。いま、(第二世代の)プリウスに乗っています。実はもう、リーフは予約しています。とにかく、現物を見てみたいと思って。購入は会社(不動産関連)なので、会社のイメージアップにもなるし。また実は私、以前日産に勤めていまして・・・。そういうことがあって、興味がありました。リーフは思った以上に完成度が高くて、ビックリしました」 (男性)

● 「東京モーターショーで見て、これは是非乗りたいと思ってました。念願が叶いました、買う気満々です。共同住宅なので、1,550mmで車庫にもちょうどいい。航続距離や充電時間などの問題は、技術革新で近い将来ドンドン良くなると思っています」 (男性)

● 「横浜のエコ社会を、日産が市民と地方自治体を巻き込んで行うという企画が面白いと思って、今日は来てみました。横浜の民間企業に勤めています。クルマにはあまり興味がありませんでした。普及するには、インフラ整備より、車両価格が優先すると思います。

プリウスが200万円ちょっとなので、やはりプリウスがベンチマークになりますね。今はシビックに乗っていますが、普段は街乗りがほとんど。夏休みなどに遠出をする程度です。そうした観点でみると、リーフは走りが優しい感じで、家族ウケしそうなイメージですね」 (男性)

● 「実はもう、リーフを予約しています。せっかくの機会なので、是非ハンドルを実際に握ってみようと思って参加しました。いまはデュアリスに乗っていますが、多分リーフに買い換えることになると思っています。あまり遠出しないので、充電とか航続距離とかはあまり気にしていません。ただ、集合住宅なので充電に関してクリアしなければならないことが発生すると思っています。それでも、このクルマの価値を見出せるのなら良いと思っています」 (男性)

50代/商用として普及が進むのでは

● 「僕はクルマ好きなので、この格好は大いに気に入っています。やっぱり、これからは間違いなく電気自動車の時代。戸建に住んでいますが、仮に電気自動車を買うなら200V用の工事をしますね。それに、ガソリンスタンドなどで200V充電設備は簡単に普及すると思っています。

電気自動車が増えれば、インフラは一気に増えると思います。それにコンビニなどでの充電も(将来)あるのでは?個人的には、商用として電気自動車の普及が進むと思っています」 (男性)

60代/解決しなければならない課題は多い

● 「新しい電気自動車に乗ってみようと。以前、バッテリー製造企業に勤務していましたので。リチウムイオン二次電池なので、車内が広いのに驚きました。航続距離160kmは今後伸びていくと思いますが、当面はニッケル水素搭載型のプリウスのようなハイブリッドが主体として普及し、それと並行して電気自動車も徐々に広まっていくイメージだと思っています」 (男性)

● 「あるNPOを立ち上げる方が、私にもその一員になってくれと。電気自動車をテーマに都市計画を考えようということになりまして。電気自動車はテレビでしか見たことがありませんでした。電気自動車を一般化するには、クルマへのモチベーションをどう沸かせるかでしょう。

理屈の上では内燃機関がなくなるなど、いろいろあります。しかし、実際に乗ってみると理屈ではなく感じるものがありました。電気自動車は実にシンプルで良いですね。普及するには価格としては200万円代前半が妥当でしょう。

また、インフラで、集合住宅の充電の課金など課題になりますね。私も今年5月まで、集合住宅の管理組合理事長をしていましたから、解決しなければならないことは多いと推測します」 (男性)

取材後記

このように、今回参加のユーザーは、実に様々な角度から「リーフ」を、そして電気自動車を捉えている。

彼らの本音の鋭さに、筆者の電気自動車に対する固定概念が崩された思いがした。

「Nissan LEAF the new action TOUR」、今後のスケジュールは埼玉スタジアム(8月21日~22日、募集人員170人)。その後、北九州など全国数箇所での開催を計画している。

詳細については、日産のウェブサイトでご確認を。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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