日産 リーフ 一般試乗会 現地レポート(3/4)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:桃田健史/オートックワン編集部
日産 リーフ 一般試乗会 現地レポート
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20代/プリウスとは全然違う、クルマでは無い感じを受けた

● 「きょうは、Webで見て来ました。EVとかスマートグリッドとかにちょっと興味があって。基本的に、普通のクルマと変わらないかな、と思いました。実にスムーズでした。乗る前と乗った後、さほど違和感はなかったです。

EV価格は、大衆車としては200万円前後のイメージでしょうか。EVに限定すると分からないですが、若い人がクルマを買わなくなっているので、環境的なことの啓発と一緒にEVの認知を広める方法を考えれば、EVは売れるようになるのでは」 (男性)

● 「大学3年生です。就活の年なので企業見学も含めて。きょうは、友達があるエコイベントに参加して、そこで日産の関係者の方から誘われて。若者のクルマ離れについては、東京ではそうなると思いますが、僕は実家が福岡なので、向こうではクルマの需要が多いのが現状です。

また、春休みにカナダに行きまして、外務省の方からデトロイト周辺での日系企業の事業方針なども聞いてきました。電気自動車が普及するには、技術だけでなく、よりソフトウェア的・文化的なイメージで、日本の強みとして世界に向けて発信することが有益ではないでしょうか」 (男性)

● 「近くの印刷関連企業に勤めています。横浜の街作りに興味があって。クルマを使った街作りに興味があり、きょうは参加しました。電気自動車は初めて乗りましたが、クルマじゃない、という感じでした。プリウスとは全然違いました。ガソリン車に乗った際のクルマの下からくる(振動など)感じがなくスゥーっと走り、とても新しい感じでした。

電気自動車が普及するには、もっと気軽に乗れる機会が増えるといいのでは?例えば、カーシェアリングとか。電気自動車が、未来都市へのキッカケになるといいですね」 (女性)

●「慶応大学・清水浩教授の(電気自動車関連の)研究室の者です。リーフは初めて乗りました。やっぱり、メーカーが作っただけに、完成度は高いですね。振動とか音の部分で。発進する際の、ク、ク、ク、クッという振動は、試作車の段階では、どんなに上手く作ったつもりでも出てしまうのですが、さすがメーカーの基準で作ると全然違うと思いました。とにかく静かなのが、驚きですね。インバーターなどの音が全くしませんでした。車内はエアコンの作動音しかしませんでしたから。

電気自動車を普及させるには、やはり、スーパー(究極)なクルマからやるべきだと、僕らは考えます。ガソリン車では不可能な電気自動車特有の(迫力ある)加速感を探求することが先ではないでしょうか。航続距離などの問題は、時間が解決してくれると思います。

リーフはガソリン車のイメージに近づけようとしている。でも、電気自動車はガソリン車を性能の面で越えようとしないと。まずは、電気自動車の凄さを知ってもらうことが先決だと思います」 (男性ふたり)

30代/インフラが整備されれば不安は消える

● 「横浜が地元です。ウチが大きな道路に面した集合住宅なんです。騒音が凄いので、少しでも早く電気自動車が普及してもらいたいと思って。『綺麗な街、横浜』になるようなインフラが早く整備されればいいな、そんな思いがあって来ました。けっして、自動車自体に興味があるワケではないのですけれど。

いま、愛車はアウディA4でゴルフバックが2つ入らないんです。リーフは2つ入るというので、買い換えてもいいかなぁ~と思って」 (女性)

● 「普段は、5年前に買った(二代目)プリウスに乗っています。リーフの感想としては、出だしが凄くいいです。素晴らしいですね。買うかどうか、という点では航続距離の問題がありますね。いまだと200km前後ですが、僕の場合、多い時で300km以上走るので。街乗りという用途なら、と思って今日は来てみました。

インフラが整備されるなら、家の周辺での買い物などでは(航続距離に対する)不安は消えると思います。いま戸建ですが、すでに200Vになっているので、電気自動車に興味があったんです」 (男性)

● 「今日のことは、たまたまブログかツイッターかで知りました。電気自動車は見たことも触ったこともありませんでした。免許はありますが、滅多に乗りません。たまに実家にあるメルセデスに乗る程度です。リーフはこの静かさとエコ、というイメージなら、メルセデスに対抗出来ると思います。

乗る前までは、CO2排出量ゼロなどのイメージが強かったのですが、実際に乗ると、この静かさは女性や子供にもやさしいんだな、と気付きました。エコを一辺倒にアピールするだけでは、電気自動車は普及しないと感じました」 (女性)

● 「動機は、リーフに乗ってみたかったので。きょうの開催は雑誌で知りました。i-MiEVより加速が全然違う。自動車の販売やカーシェアリングをする企業に勤めています。価格が下がらないと手が届かない。補助金なしで、電気自動車は200万円くらいにならないと。

航続距離は160kmなら十分。300~400km走るのはガソリン車と使い分けすればよいでしょう。北海道出身なのですが、雪が降るので、電気自動車は駆動が弱いから。イメージではなく、i-MiEVはちょっとした坂道を登らなかったので」 (女性)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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