「#愛車を買ったきっかけを言え」想いは様々、それでも愛着が湧くから「愛車」なんだ!
- 筆者: 小鮒 康一
先日、Twitter上でにぎわっていたハッシュタグ「#愛車を買ったきっかけを言え」。クルマはなかなか簡単な買い物じゃないだけに、その数だけオーナーの購入に至るまでの想いがありますよね。そんな中、では実際にこれから購入するにあたってはどんな注意が必要なのか? Twitter上での様々なきっかけを元に今からクルマを買うにあたっての重要なポイントを考えていきます。
Twitterで話題「#愛車を買ったきっかけを言え」
クルマの購入というのはクルマ好きにとっては一大イベント。それは初めての愛車であっても、数台乗り継いだ後の愛車であっても変わることはなく、新車でも中古車でも、その喜びに大小はないことでしょう。
そんなクルマの購入にまつわる話題のハッシュタグが先日、Twitter界隈でにぎわっていました。それは「#愛車を買ったきっかけを言え」というもの。
きっかけは多種多様
このハッシュタグにはクルマ好きの多くが反応し、中には中学生の頃から憧れていた車種をようやく入手した人や、家族が過去に乗っていたモデルを改めて愛車にした人、一目ぼれで購入した人もいれば、ネットオークションにノリで入札したらそのまま落札してしまった人まで、その理由はさまざまとなっていました。クルマを買う前の悩んでいる時間というのは、色々と想像が膨らみとても楽しい時間ですよね。
ただ多くの人に共通して言えることは、どんな理由で愛車を手にしたとしても、今を満喫しているということでしょう。憧れのクルマをようやく入手した人はもちろんですが、ノリで購入した人や、安かったからとりあえず購入したという人も、今ではその車両に愛着を持って接していることが伝わってきました(だからこそハッシュタグに反応しているのでしょうが)。
筆者の愛車を買ったきっかけは…
手前味噌で恐縮ではありますが、筆者もさまざまな愛車を乗り継いでおりまして、すでに15年近く所有している初代パルサーを購入するきっかけは、たまたま通りかかった中古車店の奥に埋まっている同車を見て「KP61※あるじゃん!」と勘違いしてお店に入ったのがきっかけでした。
※KP61:かつて存在したトヨタの大衆車「スターレット」の型式。KP61型は後輪駆動を採用し、廉価なこともあって一部の走り屋から支持された。
また、以前保有していたノートe-POWERは、実際に乗ってみたら非常に印象がよかったものの、購入する踏ん切りがつかず、付き合いのあるディーラーで「ローン通ったら買いますよ(笑)」と話をしたところ、うっかりローンが通ってしまったというオチだったのです(フリーランスに対しては審査が厳しいのです……)。
そして、今ではすっかり磨いて眺めて楽しむ用の盆栽と化してしまったユーノスロードスターに至っては、友人が廃車にして部品で売るという話を聞き「それなら丸車※でちょうだい!」と今では考えられないような安価で譲ってもらったもの。もちろんその後にかかった(かけた?)金額は計算もしたくないレベルですが、最初のきっかけはそんな軽いものでした。
そういえば先日も、知人が駐車場の関係で処分したい、と言っていた軽自動車を数万円で引き取ってきたばかりだったっけ……。
※個別の部品ではなく丸々1台という意味
トラブルが発生しても、笑って許せるくらいの度量がないとノリで購入しては駄目!
と、このように、Twitter界隈や筆者のように格安中古車チャレンジを実施している人も多くいるため、中には自分もやってみようかな? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし激安中古車は諸刃の剣、というかデメリットの方が多いという点を理解した上でないととてもオススメできるものではありません。なんといっても激安ですから、どんなトラブルが発生するか分かりません。当然ながら程度極上の個体であれば、それなりの値段となってしまいますから、激安であるには何かしらの理由があると言うことになります。
ネットオークションや個人売買であれば、店頭で購入するよりは安い価格で入手することもできますが、中にはトラブルを抱えていることを黙って売却しようとする人や、名義変更が完了する前に音信不通になってしまうといった問題が発生する可能性もゼロではありません。
そういったネガティブな要素も考えると、トラブルが発生しても解決できる術があり、最悪ダメでも笑って許せるくらいの度量がないとノリでクルマを購入するのは控えた方がいいでしょう。
どんな理由で購入したクルマでも愛着が湧いてくるもの
また、近年ガンガン価格が上昇している90年代以前の人気車種などに憧れている人にとっては、早めに購入しないと手の届かない価格になってしまうという心配があるかもしれませんが、むやみやたらに手を出すのではなく、信頼できる専門店などに良い個体を探してもらう方が、長い目で見ると少ない出費で済むことも少なくありません。
どんな理由で購入したクルマだとしても、クルマ好きであれば所有しているうちに愛着が湧いてきて、どんどん沼にハマっていくというのはよくあること。そういった意味では愛車を買ったきっかけは、本当に些細なきっかけに過ぎないと言うことなんですね。
[筆者:小鮒 康一]
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