日本版コンシューマレポート-日産 モコ ユーザー試乗レビュー-(3/4)
- 筆者:
日産 モコのユーザー評価・レビュー/インテリア
2車のインテリア造型は同じ。そのため、上記グラフでは、2車は概ね同じような傾向になっている。
驚きなのは「乗り降り運転席」3.8点、「乗り降り後席」3.5点、「室内の広さ」3.8点と、2車で同値なこと。2車の車内寸法が同じなのだから当然といえば当然なのだが、試乗したのは一般ユーザーだ。
2車共に試乗したユーザーは少ないのに、この結果。「ユーザーの目」は本当に凄い!
また、インテリアに対する印象は、機能性はもとより商品本体の雰囲気やイメージに左右される。
「モコ」の場合、ユーザーの感覚は軽自動車の枠を超える場合が多い。つまり「モコ」に対して、日産の普通乗用車やミニバン並の質感やデザインセンスを求めてくる。
「セレナ目線」で「モコ」を見たりする。そうした大きな期待に対して「下ぶれ」する場合がある。そうしたことへの補完として、「モコ」ではシート地に「ジャージ」を採用するなど、日産ブランドとしての演出がある。
対する「MRワゴン」の場合、ユーザーは軽自動車の枠のなかでしか「MRワゴン」を見ない。イメージ上のライバルは「ワゴンR」であり「ムーヴ」「タント」だ。
つまり、期待の「ぶれる幅が小さい」のだ。
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