日産 新型マーチ グレード比較(3/3)

4WD／雪道を走る機会の多いユーザーへ

新型マーチには、従来のモデルと同様に滑りやすい路面での発進時においてモーターが後輪を駆動する「モーターアシスト方式」の4WDが設定されている。

4WDが設定されているグレードは、「12X FOUR」「12G FOUR」の2グレード。

まず、FFの2WDと4WDの価格差は17万5,350円。一見すると価格差が小さめな印象があるが、FF車に設定されるアイドリングストップ機構が4WDにはない。

またFF車にはスペアタイヤが装備されるが、4WD車ではバンク修理キットになる。逆にヒーター付きドアミラーは4WD車にだけ設定されている。これらを考えた17万5,350円の価格差というわけだ。

マーチの4WDは発進時にしか効果を発揮しないので、本格的な積雪地のユーザーには選びにくい面もあるが、雪道を走る機会が多いユーザーがマーチを買うなら4WDを選ぶのは当然だ。

オプション／標準仕様は「オーディオレス」、全グレードに設定された「エアバッグ」

マーチでは標準仕様が「オーディオレス」になっているため、HDDナビやCDプレーヤー＋ラジオなどをオプションで装着する必要がある。

これらはメーカーオプションではなく、ディーラーオプションとして用意されていて、逆にいえばカーウィングス対応ナビは選べないことになる。

メーカーオプションとして用意されているのは「SRSカーテンエアバッグ」。標準装備される「12G」と「12G FOUR」以外にも、全グレードにオプションで装着することができる。また、12Xと12XFOURでは、UVカット機能付きプライバシーガラス（リヤドア＆バックドア）もオプションで選択することが可能だ。