「マッチのマーチ」に「ワンダーシビック」、「かっとびスターレット」など、いま乗って自慢したい懐かしのクルマ4選(2/2)
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
ホンダ シビック(1983-1987年)
「マン・マキシマム/メカ・ミニマム」という思想のもと、1983年に登場した3代目シビック。3ドアハッチバックのほか、4ドアセダン、5ドアのシャトルをラインナップし「ワンダーシビック」の愛称が付けられました。
斬新なロングルーフによるロングキャビンが特徴で、全長僅か3810mmながら広大な室内空間を実現。大型の曲面ガラスを採用し、リアコンビランプのすぐ上からガラス面が開くクリスタルゲートも人気となりました。
翌1984年には1.6L DOHCエンジングレードも追加されレースにも用いられるように。シビックのスポーティなイメージはこのあたりから始まりました。
また、ホンダで初となる日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのもこの3代目シビックなんです。
トヨタ スターレット EP71/NP70型(1984年-1989年)
初めてフロントエンジン・フロントドライブ(FF)が採用され、1984年にデビューし「かっとびスターレット」のキャッチコピーを持つ3代目(EP71/NP70型)スターレット。トヨタ自身が「かっとびスターレット」を名乗り痛快な走行を予感させる3ドア/5ドアハッチバックモデルです。
トヨタはキャッチコピーを裏切ることなくピリ辛な、いえ、激辛な走行性能を与えたターボエンジンモデルを1986年にデビューさせます。スターレットのトップグレードとなった3ドア1300ターボSは、空冷式インタークーラー付きターボを装着。過給圧を高低2段階に調整する「2モード・ターボシステム」を採用し、「韋駄天ターボ」や「辛口ターボ」の異名を持ちます。ドライビングテクニックを要するほどのじゃじゃ馬ターボでしたが、790kgの軽量ボディにより速さはピカイチ。事実、発進加速においてはトヨタ スプリンター レビン/トレノ1600GTやFX1600GTを上回る部分もあったほどです。
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