日産、沖縄県内に電気自動車「日産リーフ」レンタカーを220台配備
日産自動車株式会社は1日、沖縄県がエコリゾートアイランド沖縄推進事業により観光の環境負荷低減に向けモデル的に取り組んでいる電気自動車(EV)の導入に協力し、県内のレンタカー各社に同社が昨年12月に発売したEV「日産リーフ」を220台納入したと発表した。
同日沖縄県豊見城市内にて行われた「EVレンタカー出発式」には、沖縄県の上原良幸副知事を始め、県内の経済団体、レンタカー各社、旅行会社ほか多数の関係者が出席し、テープカットが行われたのち、会場内に集結した「日産リーフ」レンタカー190台が県内各地に出発していった。
日産は、2010年度内に「日産リーフ」のレンタカーを全国に約500台配備しており、その内の約4割にあたる220台が沖縄に導入されている。
沖縄県には年間600万人近い観光客が訪れており、その約半数がレンタカーを利用している。
「日産リーフ」は優れた環境性能はもちろんのこと、大人5人がゆったりくつろげる広いキャビン、優れた加速性能や静粛性、IT技術を駆使した新しい車の使い方を特長としている。日産としては一人でも多くのお客さまに「日産リーフ」が持つこれらの特長を体感してもらうことが、EVの全国的な波及効果に資するものと考え、同県へのEVレンタカーの積極的な導入をサポートすることとしたという。
同時に沖縄県の関連企業は県内の充電設備の整備を行う共同会社「株式会社エー・イー・シー」を設立し、県内でのEV普及を積極的に支援しており、既に沖縄本島内18ヵ所、27基の充電設備を設置して、EVレンタカーの始動に万全の体制が取られている。
日産はルノーとともに「ゼロ・エミッション車で世界のリーダーになる」という目標を掲げており、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて90件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。
「日産リーフ」は、昨年12月より、日本、米国で販売を開始している。今後、欧州の一部地域にも投入し、2012年よりグローバルに量販していく。
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