スバル、インプレッサ「WRX STI spec C」を発売
富士重工業は、スバル インプレッサ WRX STIシリーズにインプレッサ「WRX STI spec C(スペックシー)」を追加設定し、本日より発売すると発表した。
インプレッサ「WRX STI spec C」は、スバルを代表するスポーツモデルであるインプレッサWRX STI 5ドアをベースに、エンジン、シャシー性能の強化、および車体の軽量化を実施。ベース車の持つスポーツモデルとしての走る愉しさ、優れた運動性能をさらに高め、モータースポーツなどでの使用を前提にパフォーマンス向上を追求したモデル。
エンジンは、ボールベアリングツインスクロールターボや専用ECUの採用により、最大トルク値の向上を図るとともに、アクセル操作に対するレスポンスと優れた加速性能を実現している。
車体は、アルミ製フロントフード、専用薄板ガラス、小型バッテリーなどの採用により軽量化を図り、運動性能を向上させている。また、本年7月の改良で性能を高めたシャシーにもさらに改良を施し、限界領域での走行においてもよりドライバーの意思に忠実かつ安定した走行性能を実現している。
富士重工業では、今回のインプレッサ「WRX STI spec C」の追加設定により、インプレッサ「WRX STI」、インプレッサ「WRX STI A-Line」とあわせ、ラインアップを充実させることでインプレッサ WRX STIシリーズの商品力強化を図るという。
インプレッサ「WRX STI spec C」の商品概要
エンジン
・ターボの軸受け部にボールベアリングを採用し、フリクションを低減。専用ECUの採用とあわせ、ベース車に対し最大トルクを8N・mアップし、かつ1200rpm低い回転数で発生させるとともに、アクセル操作に対するレスポンスを向上させ、優れた加速性能を実現。
・インタークーラーウォータースプレイを採用。吸気温度の上昇を抑制し充填効率を高めることで、連続した高負荷走行時でも安定してエンジン性能を発揮。
シャシー
・フロントサスペンションは、クロスメンバーのエンジンマウント結合部とボディ取り付け部を補剛し、ステアリング操作に対する優れた応答性を実現。
・リヤデファレンシャルギヤに機械式LSDを採用し、旋回時などでの高い車両安定性を確保している。
・ブリヂストン製「ポテンザRE070」を採用。特にドライ路面での優れたグリップ特性により旋回性能とコントロール性を高めている。
・パワーステアリングのオイル吐出量を増やし、素早いステアリング操作時でも確かな操舵感を実現。
軽量化
・アルミ製フロントフード、小型バッテリーを採用。車体前部の軽量化によりヨー慣性モーメントを低減し、優れた操縦安定性を実現。
・フロントウィンドゥ、フロント&リヤドアウィンドゥに専用薄板ガラスを採用。車体上部の重量低減により、旋回時の走行安定性を向上。
・軽量タイプの専用18インチアルミホイールを採用。特に車体バネ下部の重量低減を図ることで路面接地性を高めている。(18インチタイヤ仕様車)
・そのほか、仕様装備の見直しも行ない、車両全体でベース車に対する軽量化を実現。
その他
・燃料ポンプの構造変更により、高負荷旋回時などで安定した燃料供給を実現。
・ブレンボ製ブレーキのキャリパー部にゴールド色の塗装を施す。
・ファブリックとジャージを組み合わせ、赤いステッチをあしらった専用バケットシートを採用。(18インチタイヤ仕様車)
・RECARO製シートをSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグとセットでメーカー装着オプションに設定。(18インチタイヤ仕様車)
インプレッサ WRX STI spec C
2.0L 水平対向4気筒DOHC ターボ/AWD/6MT/3,643,500円
インプレッサ WRX STI spec C(17インチ仕様)
2.0L 水平対向4気筒DOHC ターボ/AWD/6MT/3,328,500円
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