J.D. パワー 2022年 日本自動車商品魅力度調査


~ホンダ、トヨタモデルがそれぞれ2セグメントで評価首位~


 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、 J.D. パワー 2 0 2 2年 日本 自動車商品魅力度 (Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)調査(SM)の結果を発表した。自動車の商品魅力を捉える本調査は新車購入者を対象に年1回実施され、今回で12回目となる。本調査は2021年に調査内容を刷新し、新調査項目で2回目の実施となる。

商品魅力度の業界水準は向上 ミニバンやSUV の評価向上 が牽引
 商品魅力度の指標となるAPEALインデックスの業界平均は664ポイントで、2021年に比べ7ポイント向上した。
ミニバン(663ポイント/前年比+11ポイント、コンパクトミニバンを含む)やSUV(693ポイント/前年比+9ポイント)の評価向上が寄与している。
 セグメント別ランキングでは、ホンダ、トヨタのモデルが各2セグメントで1位、ダイハツ、メルセデス・ベンツ、日産、フォルクスワーゲンのモデルが各1セグメントで1位となった。

機能・装備 の充実 は商品魅力 向上に寄与 しかし 利用時の 不具合は 魅力度低下 を招く
 運転支援装備やインフォテインメント関連機能・装備の充実化は商品魅力度評価向上の要因の一つである。しかしながら、その品質によっては、商品魅力度の低下につながることも明らかになった。
 例えばAndroid Auto/Apple CarPlay機能が備わった車のインフォテインメント評価は654ポイントで、この機能が備わっていない車両(609ポイント)に比べ+45ポイントも上回る。しかし、Android Auto/Apple CarPlay機能の利用中に何らかの不具合を経験している場合、インフォテインメント評価は590ポイントまで下がり、この機能が備わっていない車の評価を下回る水準である。機能・装備の充実化だけでなく、その品質が消費者の期待を十分に満たしていることが重要といえる。

燃油 価格高騰 にも関わらず 燃費/航続距離評価 の業界平均は 向上
 燃費/航続距離評価の業界平均は641ポイントで、前年比+10ポイントとなった。具体的には、ガソリン/ハイブリッド登録車やディーゼル登録車の評価が向上した。燃油価格高騰が続く中、エンジンダウンサイジング車や相対的に燃料費が安いディーゼル車の燃費/航続距離評価が改めて見直されている結果と言える。
 一方、軽自動車やプラグインハイブリッド登録車の評価は、横ばいか前年を下回る評価となった。特に、軽自動車の燃費/航続距離評価の平均は620ポイントで、ガソリン/ハイブリッド登録車の平均647ポイントを下回る。燃料消費の経済性が軽自動車の強みとは必ずしも言えない状況である。

J.D. パワー 202 2 年 日本 自動車 商品魅力度 調査(SM) 、各部門の No.1 を発表
ブランドランキング
総合第1位: レクサス
マスマーケット第1位: MINI



【セグメント アワード
軽ハイトワゴン第1位: ホンダ N-ONE
軽スーパーハイトワゴン第1位: ホンダ N-BOX
コンパクト第1位: 日産 ノート
コンパクトSUV第1位: フォルクスワーゲン T-Cross
ミッドサイズ第1位: メルセデス・ベンツ Aクラス
ミッドサイズSUV第1位: トヨタ ハリアー
コンパクトミニバン第1位: ダイハツ トール
ミニバン第1位: トヨタ アルファード



J.D. パワー 202 2 年 日本自動車商品魅力度調査(SM) 概要》
年に一回、新車購入後2~13ヶ月経過したユーザーを対象に、所有する自動車の商品魅力について10カテゴリー
37項目の評価を聴取。回答結果を元に1,000ポイント満点で商品魅力度スコアを算出。
今年で12回目の実施となる。
10カテゴリーは以下の通り:
「外観」、「車両設定/始動」、「乗降性」、「内装」、「パワートレイン」、「ドライビングフィール」、
「安全性」、「インフォテインメント」、「快適性」、「燃費/航続距離」
■実施期間:2022年5月~6月 
■調査対象:新車購入後2~13ヶ月経過したユーザー(18歳以上)
■調査方法:インターネット調査
■調査回答者数:20,797

*J.D. パワーが調査結果を公表する全ての調査は、J.D. パワーが第三者機関として自主企画し実施したものです。
【ご注意】本紙は報道用資料です。弊社の許可なく本資料に掲載されている情報や結果を広告や販促活動に転用することを禁じます

J.D. パワーについて:
J.D. パワー(本社:米国ミシガン州トロイ)は消費者のインサイト、アドバイザリーサービス、データ分析における国際的なマーケティングリサーチカンパニーです。50年以上にわたり、ビッグデータやAI、アルゴリズムモデリング機能を駆使し、消費者行動を捉え、世界を牽引する企業に、ブランドや製品との顧客の相互作用に関する鋭い業界インテリジェンスを提供するパイオニアです。

J.D. パワーでは、本調査以外にも、毎年複数の自動車関連調査の結果をリリースとして発表しています。
~2022年 J.D. パワー 自動車関連調査発表スケジュール~
日本自動車セールス満足度調査 SSI(8月)
日本自動車サービス満足度調査 CSI(8月)
日本自動車初期品質調査 IQS (9月)
日本自動車商品魅力度調査 APEAL(10月)
日本自動車テクノロジーエクスペリエンス調査 TXI(11月)


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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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