意外と知らない！？ 動物との衝突を防止する「動物よけ警笛 」とは？
動物と車両との衝突・接触事故の防止を目的として、オーストリアで開発された「動物よけ警笛」。約50kmの速度の走行風を受け、特殊な周波数の音（超音波）を発生させることで、動物との衝突事故のリスクを低減してくれるグッズです。今回は、株式会社アバから発売されている「動物よけ警笛Ver.2」を紹介します。価格は2,480円（税込）です。
動物との衝突事故のリスクを低減するアイテム「動物よけ警笛」
近年では、動物の生息域に道路が整備されたことが原因で、車両と動物の衝突・接触が増加しています。JAF調べでは、2013年にNEXCO東日本管内の高速道路で約18,600件のロードキル（クルマが関係する野生動物の死亡事故）が発生し、多くの動物が犠牲になっています。
そんな中で「動物よけ警笛Ver.2」は、動物が飛び出してくるのを防ぎ、衝突事故のリスクを低減するアイテム。最近では、警笛をレンタカーに標準装備する企業も出てきているようです。
株式会社アバの「動物よけ警笛」は、2016年より販売をスタート。仕様変更にてリニューアルした「動物よけ警笛Ver.2」が現在発売中です。北海道科学大学工学部情報工学科での実験の結果、エゾシカに効果があることが実証されています。
同商品は、車両の速度が上がることで受ける"走行風"から生み出される超音波を使って、道路へ飛び出そうとする動物を怯えさせることでその場に立ち止まらせ、車両への衝突・接触リスクが軽減できるのです。
貫通型と非貫通型の2種類の警笛がセットになっているため、車両走行時の風圧を効果的に取り込み、2種類の異なる音（超音波）を生み出します。その効果範囲は、時速約50kmの走行で、前方約400mの範囲に広がっていきます。
ちなみに、この超音波は人間にはほとんど聞こえなくて、動物だけが感じることができ、しかも動物への害もありません。
Ver.2では、車両前面に取付けしやすいように、前商品よりも本体の高さが低くなっています。重大事故のリスクを低減させる為にも、山間部などでクルマを利用するユーザーにオススメです。
商品詳細
・商品名：「動物よけ警笛 Ver.2」
・メーカー希望小売価格：2,480円（税込）
・取り付け可能車両：フロントグリルなどの走行風を受ける車両前面に取付できる車両
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
検索ワード
MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者／ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする