「フォルクスワーゲン ゴルフ」が8年ぶりのフルモデルチェンジ! 進化点は「デジタル化」「電動化」「先進運転支援の充実」にあり

先代7代目ゴルフとボディサイズはほぼ同等だが、エクステリアデザインはグッとシャープに生まれ変わった

およそ8年ぶりにフルモデルチェンジを実施したフォルクスワーゲン 新型ゴルフは、今モデルで8代目。「デジタル化」「電動化」「ドライバーアシスタンスシステム(先進運転支援機能)」を特に大きく進化させた。

ボディサイズは全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm、ホイールベース2620mmで、ほぼ先代(7代目)ゴルフと同等に収められ、都市部での取り回しの良さ、室内の広さはそのまま維持された。

ボディデザインは、歴代のフォルクスワーゲン ゴルフらしい力強いボディ後半のフォルム形状を活かしつつも、フロント周りの造形はスリム化され、全体にシャープなラインに進化している。

デジタルコックピット化で先進ムード満点! 操作性にも配慮を加えた

フォルクスワーゲン 新型ゴルフを特徴づける3つのポイントのうち、まずは「デジタル化」から紹介しよう。

10.25インチの液晶ディスプレイを用いたデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を全車に標準装備。並びのセンターパネルに液晶ディスプレイの純正インフォテイメントシステムを配置し、一気にデジタルコックピット化が図られた。

単なるディスプレイ化に留まらず、インフォテイメントシステムに含まれるオーディオやエアコン操作、さらにライトスイッチも含め、機能に応じてタッチスクリーンやタッチスライダー、集約スイッチなどを効率的に配置。走行中でも容易に操作できるよう配慮された。

またシフトレバーもクリック操作で動かせる小型サイズに改められるなど、新型ゴルフのインテリアは、全体にシンプルかつ先進的なイメージのデザインへと生まれ変わっている。

フォルクスワーゲン初の48Vマイルドハイブリッドシステムを1リッターと1.5リッターモデル全車に搭載

続く第2のポイントは「電動化」。フォルクスワーゲン初の48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを、直列3気筒 1.0リッターTSIターボエンジン、直列4気筒 1.5リッターTSIターボエンジンにそれぞれ組み合わせ、1.0eTSI(81kW/110PS)および1.5eTSI(110kW/150PS)として導入する。

48Vベルト駆動式スタータージェネレーターはスターター機能に加え、小型電動モーターやジェネレーターとしても使用。発進時にエンジンをサポートする形でトルクを発生させることでスムーズな加速を実現する。特にスタート・ストップの多い街中で効果を発揮させる機能だ。

「ドライバーアシスタンスシステム(先進運転支援機能)」は全モデルに標準装備

そして3つ目のポイント「ドライバーアシスタンスシステム(先進運転支援機能)」は、全てのグレードに基本的な機能を標準装備化した。ゴルフに初採用した同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”も備わる。

またドライバーが意識を失うなど運転操作を行えない状態をシステムが検知すると、警告音と警告表示により注意喚起を行い、最終的には同一車線内にて車両を停止させる緊急時停車支援システム“Emergency Assist”も標準搭載した。

8代目フォルクスワーゲン 新型ゴルフの価格は291万6000円から375万5000円(消費税込)。ボディカラーは全8色が用意される。

[筆者:MOTA(モータ)編集部/撮影:茂呂 幸正・フォルクスワーゲングループジャパン]

※フォルスクスワーゲン 新型ゴルフの詳細解説については、2021年6月16日(水)に掲載の予定。

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