車載用アレクサ「Echo Auto」発売|4980円で手に入る最新のコネクティビティを見逃すな!

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「OK Google」「Hi Siri」「Hi Mercedes」といった音声による操作は、スマートフォンや最新の高級車だけの機能とお思いでは無いだろうか?インターネット通販最大手のAmazonから、わずか4,980円(消費税込み)で音声操作だけじゃなく“しりとり”までできてしまう車載用アレクサ端末「Echo Auto(エコーオート)」が発売された。これからは車と会話しながらドライブを楽しみ、仕事がこなせる時代。「Echo Auto(エコーオート)」の詳細と、AI音声デバイスが切り拓く未来について見ていこう。

目次[開く][閉じる]
  1. 車内で使用できる最新のAmazonデバイス
  2. 4,980円でどんな車でも最新AIを導入できる!?
  3. Echo Autoがコネクティビティをより身近にする

車内で使用できる最新のAmazonデバイス

Amazonジャパンは、車の中でAmazon Alexa(アマゾン アレクサ)を手軽に利用できるEcho Auto(エコーオート)を2020年9月25日に発表し、9月30日から国内での発売を開始した。Echo Autoは、2018年から既にアメリカで販売されており、待望の日本上陸となる。

Amazon Echoは、「アレクサ、音楽かけて」「アレクサ今日の天気は?」など、“アレクサ”と呼びかけることで、音声による操作ができるAIデバイスで、AIスピーカーとしてすっかりお馴染みだろう。

Echo AutoはスマートフォンのAlexaアプリを介してインターネットに接続。各社の音楽ストリーミングサービス、ニュース、書籍の読み上げなどを車の中で利用できるほか、IoTに対応した家電があれば、外出先から家の電気を消したりすることも可能だ。

ただし、あくまでスマートフォンのAmazon Alexaアプリを呼び出して操作するにとどまり、現状では車載エアコンや既存の車載オーディオなどを操作することはできない。

スマートフォンのAlexaアプリを介して操作

コンパクトな本体上面には、音声を認識する8つのマイクアレイと2つのボタン、側面にはmicroUSBの電源ポートと、3.5mmのオーディオ出力ポートを備える。前面には声に反応するライトバーがあり、本体にスピーカーは搭載されていない。

付属するエアコン吹き出し口用アタッチメントで取付け、電源はシガーソケットやUSBポートから行う。カーオーディオへは3.5mmオーディオケーブルやBluetoothで接続し、Alexa音声や音楽などは車のスピーカーから出力される。

注意点としては、一部、互換がないスマートフォンや設置できないエアコン吹き出し口もあるため、気になる方はAmazonの販売ページで確認が必要だ。

4,980円でどんな車でも最新AIを導入できる!?

現在の車には、タッチ、音声、ジェスチャーといったさまざまな操作に対応したデバイスが搭載されるようになった。最新車種の中には最初から音声による操作ができる装備が搭載されていることも珍しくない。その潮流は、車内でできることが増え、物理ボタンを削減するという目的があるのと同時に、手放し運転や注視による事故を防止という点でも効果が期待できる。

このような最新デバイスは、当然最新の車に搭載されるため、現状では音声操作を搭載した車はそれほど多くない。直近で新車の購入を検討していない限り、無縁の長物と感じている方も少なくないだろう。

だが、このEcho Autoの価格は4,980円(消費税込み)とお手頃。車にシガーソケットと、Bluetoothや外部入力対応のオーディオさえあれば、どんなに古い車でも最新のAIデバイスを使うことができるのだ。

アップデートで成長するAlexaに期待大

現在、Amazon Alexaには3500を超える「Alexaスキル」が用意され、用途に応じて好みのスキルをスマートフォンアプリにインストールして、Alexaにお願いできることを増やすことが可能。現在のAlexaスキルは、家の中で使うことを想定した機能ばかりだが、Amazonの担当者は「運転する人の多くが望まれるであろう機能については、これから追々、実装していく。」としており、今後車での使用に特化したスキルが追加されることが期待できる。

例えば、GoogleナビやYahoo!ナビなどの他社サービスと連携できれば、「Alexa、○○までのルートを教えて」といったように、スマートフォンのナビをさらに便利に使えるようになるかもしれない。

それなら既存のスマホアプリで十分では?という方もいるかもしれないが、実際、エアコンやエンジン音など騒音の多い車内では、正確に音声を認識してくれないことも少なくない。この点については、もともと車内での使用を想定したマイクアレイに加え、「継続的に(Echo Autoが)トレーニングする事で、性能が改善していく」としているため、期待できるのではないだろうか。

Echo Autoがコネクティビティをより身近にする

昨今、新型コロナウイルスの感染拡大によって、公共交通機関の利用を控えるという動きも増えてきた。さらに、自分の部屋を持たない人の書斎や新たなワークスペースとして利用するなど、車に求められる新たな需要も生まれている。

また、これまでのように車載タイプのカーナビを装備せず、スマートフォンと連携できるディスプレイオーディオを搭載する車種も増えてきた。車内でできることが増え、車はよりスマートフォンやパソコンのようにユーザーライクな存在となりつつある。

そんな中、Echo Autoは、わずかな出費で、最新の車と同等のコネクティビティを導入することができることが大きな魅力だ。ただ現時点では、もともと車載されているカーナビやエアコンを、Echo Autoだけでは操作することはできないため、今後の発展に期待したい。

Echo Autoが、その手軽さと利便性を示すことができれば、車の新しい使い方や利用価値を高めることになるのではないだろうか。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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