ポルシェのピュアEVスポーツ『タイカン』日本初登場!
世界3か所で同時公開されたポルシェ初のピュアEVスポーツモデル、タイカンがついに日本でも発表された。ポルシェの4ドアサルーンであるパナメーラはもちろんのこと、EVで先行するテスラ モデルSオーナーも気になる存在であろう。ポルシェが作るとピュアEVは果たしてどうなるのか?
日本では3グレードでの展開
ポルシェにとって初となるピュアEVスポーツモデル、「タイカン」が日本で発表された。ラインアップは、ベーシックなタイカン 4S、ミドルグレードのタイカン ターボ、そしてフラッグシップのタイカン ターボSという3グレード。2019年11月20日の発表時点ではいずれも価格未定となっている。
スポーツパフォーマンスは超一級
0-100km/hはわずか2.8秒
前後に1基ずつ、合計2基のモーターを搭載。トップモデルのタイカンターボSではオーバーブースト時で761PS/1050Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか2.8秒という俊足ぶりで、同じ4ドアモデルであるパナメーラ ターボの3.8秒をはるかに凌ぐ実力をもつ。
また0-200km/h加速を26回繰り返しても、そのタイム差は1秒未満に抑えられているということで、超高性能を安定して発揮することができる。そんな高い信頼性がいかにもポルシェらしい。
最長463km走行可能
バッテリー容量は、ターボとターボSで93.4kWh、4Sでは79.2kWhを搭載。航続距離はタイカン 4Sで463km(パフォーマンスバッテリーPlus搭載時)、ターボで450km、ターボSで412kmとなる。(それぞれWLTPに準拠)
革新的なドライブトレインを搭載
オーバーブースト機能を組み込んだ2基の永久磁石シンクロナスモーターや、後輪を駆動するモーター用として組み込まれた2速リアアクスルミッションなど、EVスポーツとしての高い性能を発揮するための機構が採用されている。
また世界最高レベルの高速充電を可能とする800Vシステムを搭載。これは一般的なモデルの2倍の電圧となる。日本国内では全国のポルシェセンターや公共施設に次世代CHAdeMOに対応した急速充電器を設置。もっともパワフルな150kWの充電器を使用すれば、30分以内で最大容量の80%まで充電することが可能となっている。
ポルシェらしいEVスポーツを表現した室内
インテリアには4つのモニター
メータークラスター内には、ポルシェとして初のフルデジタルメーターとなる湾曲した16.8インチの大型ディスプレイを採用。ダッシュボードには車両情報やナビなどを表示するセンターディスプレイとエアコンや音楽などを制御する縦型ディスプレイが備わる。そしてさらに助手席の正面にも10.9インチのディスプレイをオプションで用意することで、合計4つのモニターにより新しいインフォテインメントが提供される。
Apple Musicに完全対応
タイカンは世界で初めて車両の機能としてApple Musicが組み込まれている。日本モデルではサブスクリプション3年分の使用料が付帯されており、5000万曲以上の楽曲を車内で楽しむことができる。
また車両の状態や駐車位置をスマートフォンで確認可能なPorsche Connectedも搭載している。
素材も製造もエコロジカル
環境に配慮することも、これからのスポーツカーに求められる要素のひとつ。タイカンでは、リサイクルが容易なアルミニウムをボディの37%に使用。またシート地には、リサイクル素材のRace-Texや、有機素材を用いてなめしたクラブレザーなど、環境負荷を極力減らした素材を採用。
生産されるドイツ・ツッフェンハウゼン工場はバイオガスで稼働するコジェネレーションプラントや、風力・水力・太陽光などの天然エネルギーで生み出された電力を幅広く取り入れており、カーボンニュートラルを目指している。
価格は未定
3つのグレードともに価格は未定だが、期間限定タイカン予約プログラムを開始している。購入希望の方はアクセスしてみてはいかがだろうか。
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