雪道は4WDでも油断は禁物|登坂・ブレーキ性能を検証、2WDとの比較も

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  1. 登坂テスト
  2. ブレーキテスト
  3. 関連コンテンツ

2018年11月16日、JAFは降雪時期を前に雪道(圧雪路)の登坂・ブレーキ性能を4WDと2WDで比較検証をし、その結果をホームページで公開した。

4WD車は雪道に強いと言われているが、実際にどのような状況でも2WD車より走行性能が優れているのか、4台のテスト車で2つの実験(路面はいずれも圧雪路)を行った。

>>4WDユーザー必見!登板テストの結果表を画像でチェック

テスト車両一覧

・スズキ ワゴンR:車両重量 790kg(2WD)

・トヨタ プリウス:車両重量 1370kg(2WD)

・トヨタ C-HR:車両重量 1470kg(4WD)

・トヨタ ランドクルーザープラド:車両重量 2090kg(4WD)

登坂テスト

■テスト概要:勾配9%と勾配20%の坂道を上りきれるのかを検証。

急勾配の坂道になると2WDでは上りきれない!

テスト結果は勾配9%の緩やかな坂道は、4台とも上りきれた。

しかし、勾配20%の急勾配の坂道になると、4WDの2台は安定して上りきれたのに対して、2WDの2台はスタッドレスタイヤを装着していても坂道の途中でスリップして上りきれず。登坂性能は予想どおり、4WDのほうが優れていることが明らかになった。

ブレーキテスト

■テスト概要:平坦路と勾配9%の下り坂で、40km/hから急ブレーキを踏み、停止するまでの制動距離を測定した。

下り坂では4WDの制動距離が長くなる!

まず、平坦路の制動距離は2WDと4WDのいずれの車も制動距離が20~22mと、大きな差はない。ただ、勾配9%の下り坂の制動距離となると、2WDの2台は約29~33mで停止できたのに対して、4WDの2台は約35~40mと、2WDより長くなった。特に、車両重量が最も重かったランドクルーザープラドの下り坂の制動距離は、平坦路に比べて約2倍も長くなった。

このように4WDは構造上、2WDより車両重量が重くなり、そのぶん下り坂では制動距離が長くなる。

4WDは2WDに比べて登坂での発進時は滑りにくく安定するが、停止時は止まりづらくなるので、速度を抑えて雪道は慎重に走行するようにしよう。

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