ホンダ、アフリカツインにスロットルバイワイヤを採用…24Lタンクを備えた新モデルも追加

ホンダは、アドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twin(アフリカツイン)」にスロットル・バイ・ワイヤシステムなど先進装備を採用するとともに、大型のフューエルタンクなどを装備した新モデル「CRF1000L Africa Twin Adventure Sports(アフリカツイン アドベンチャースポーツ)」を追加し、2018年4月2日より新販売網のHonda Dreamより発売する。

価格(消費税込)は、アフリカツインが138万2400円~152万2800円、アフリカツイン アドベンチャースポーツが155万1960円~165万9960円となる。

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CRF1000L アフリカツインは、「日常から夢の大地まで安心して楽しめる本格アドベンチャー」を開発コンセプトに、市街地や高速道路、郊外のワインディングロードから未舗装路まで、さまざまな道を走破できるアドベンチャーモデルとして発売。次世代アドベンチャーモデルにふさわしい装備やホンダ独自の二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」をタイプ設定するなど、先進技術を搭載したアドベンチャーモデルとして発売以来多くのユーザーに支持されてきた。

今回発売されるCRF1000L アフリカツインには新たにスロットル・バイ・ワイヤシステムが採用された。Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)のセッティング幅の拡大や、走行状況に応じてエンジンの出力特性を変更できるライディングモードセレクトの採用に加え、エマージェンシーストップシグナル、オートキャンセルウインカーなどの機能を追加。軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーの採用や車体各部の見直しによって車両重量の軽量化を図っている。

新モデルのCRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツは、CRF1000L アフリカツインをベースに航続距離を延伸できる24リッターの大型フューエルタンクをはじめ、快適な高速巡行を可能とする大型ウインドスクリーンや車体へのダメージを軽減するフロントサイドパイプ、不整地での飛び石などからエンジンを保護する大型のスキッドプレートを装備。また専用サスペンションによりストローク量を伸長させることで悪路での走破性を高めている。

さらに、足つき性を考慮した専用サスペンションによってシート高を標準より60mm低くしたローダウンタイプも設定した。

CRF1000L アフリカツインシリーズの主な特徴

パワーユニット

・スロットルグリップ開度をセンサーで検出し、ECUが駆動信号を送ることでスロットルバルブ開度をモーターにて制御する「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を採用。

・吸排気系の見直しにより排気音と鼓動感をさらに際立たせるとともに、キャタライザーを分割化することでサイレンサーの小型軽量化を実現。

・マニュアルトランスミッション仕様車は変速時のクラッチ操作とスロットル操作を不要とし、シフトアップ・シフトダウンに対応した「クイックシフター」をオプション設定。

Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)

・7段階のトルクコントロールと、トルクコントロールを必要としないOFF状態の選択を可能とし、ライダーの好みに応じたセッティングの幅を拡大。

ライディングモードセレクト

・さまざまな走行状況でライダーの好みに応じたエンジン出力特性を選択できるライディングモードを採用。スロットル操作に対するスロットルバルブの開度とエンジンブレーキ、HSTCの介入量を切り替えることにより、「Tour(ツアー)」「Urban(アーバン)」「Gravel(グラベル)」の3モードとライダーの好みに合わせた設定が可能な「User(ユーザー)」モードの計4モードが選択可能。

電装

・急ブレーキ時にウインカーランプが高速点滅する事で急減速状態を後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」を採用。

・右左折や車線変更完了時に自動でウインカーをキャンセルする「オートキャンセルウインカー」を装備。

・軽量コンパクトなリチウムイオンバッテリーを採用。これまでの鉛バッテリーに対して軽量化とマスの集中化に寄与。

・冷寒時の走行に便利なスポーツグリップヒーターと、携帯電話などの充電に便利なアクセサリーソケットを標準装備とし、ツーリング時における利便性を向上。

CRF1000L アフリカツイン アドベンチャースポーツの主な特徴

・1988年に発売された初代アフリカツインであるXRV650の生誕30周年を記念して、フューエルタンク上部に専用ステッカーを配し、XRV650のカラーリングをイメージした専用カラーを採用。

・容量24リッターのシームレス溶接フューエルタンクを採用。前後の体重移動の妨げにならない形状とし、ゆったりとしたライディングポジションと専用の大型ウインドスクリーンの採用と相まって、ロングツーリング時のさらなる快適性を実現。

・リアカウル右側にユーティリティーポケットを採用するとともに、タンデムシートとリアキャリアの上面をフラットな配置としたステンレス製リアキャリアを装備する事で、ツーリング時の積載性を向上。

・ストローク量を伸長させた専用サスペンションを採用。最低地上高をベースモデルの250mmから270mmへと変更し、オフロード走行時の走破性向上に寄与。

・専用サスペンションにより標準モデルに対してシート高60mm下げ、足つき性を考慮したローダウンタイプを設定。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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