スズキ、新型スペーシアの車いす移動車を設定
スズキは、福祉車両のウィズシリーズに、新型スペーシアをベースにした車いす移動車を設定し、2018年2月9日より発売した。
価格(消費税非課税)は、スペーシア 車いす移動車が156万5000円~173万7000円、エブリイワゴン 車いす移動車 電動オートステップ装着車が193万7000~205万7000円。
新型スペーシア 車いす移動車は、介助する方の負担を軽減するため、車両後部のスロープをワンアクションで開閉でき、車いすでのスムーズな乗り降りを可能とした福祉車両である。
ユーザーの安心・安全な運転を支援するスズキの予防安全技術スズキセーフティサポートを採用し、衝突被害軽減ブレーキ デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)を標準装備して安全装備を充実させた。経済産業省や国土交通省などが普及を推進するセーフティ・サポートカーのサポカーS ワイドに該当する。
また、エブリイワゴン 車いす移動車に、左側スライドドアの開閉に連動して作動し、リアステップとの段差を少なくすることで乗り降りがスムーズに行える電動オートステップ装着車を新たにメーカーオプション設定した。
新型スペーシア 車いす移動車の主な特長
広くて快適な室内と優れた乗降性
・ベース車同様、室内の広さや使い勝手の良さをそのままに、ゆとりある頭上や足元・後方空間を実現した、広々とした車いすスペース
・折りたたみ式のリアシートにより、4名乗車時でもベース車同等の後席スペースを確保した(HYBRID G リアシート付車、HYBRID X リアシート付車)
・ワンアクションで簡単に開閉できるテールゲート一体型スロープを採用
・車いすでの乗り降りをアシストする電動ウインチと、ワイヤレスリモコンを全車に標準装備。電動ウインチはベルトを素早く引き出せるフリーモード付とし、介助者の負担を軽減する
・室内の空気を効率よく循環させるスリムサーキュレーターや、後席ロールサンシェードを採用(HYBRID X リアシート付車)するなど、後席の快適性を向上した
充実した安全装備
・単眼カメラと赤外線レーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減するデュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストを標準装備した
・車いす乗員用の3点式シートベルトと、手すりを標準装備した
・車いすを固定ベルトでしっかり4点固定でき、走行時の安定感を確保した
マイルドハイブリッドを全車に搭載
・ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッドを搭載した。モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制し、優れた環境性能を実現した
・減速して車速が約10km/h以下になり、アクセルもブレーキも踏んでいない時や、アイドリングストップ後の停車からの発進時に、最長10秒間のモーターによるクリープ走行を可能にした
・発進から約100km/hまでの加速時に、ISGでエンジンの出力をアシスト。さらにパワーモードを選択すると、エンジン・CVTの制御変更に加えて、ISGによるモーターアシストをトルクアップし、力強い加速力を発揮する
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