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自動車ニュース 2017/11/29 16:00

日産、カリフォルニア州に大規模な急速充電ステーションを設置

日産 新型リーフ

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と日産と兼松は、米国カリフォルニア州内に25カ所55基の大規模な急速充電ステーションネットワークを完成させるとともに、さらにEVドライバー向けリアルタイム情報スマホアプリサービス“DRIVEtheARC”を日産自動車の自動車情報サービス“NissanConnect”とデータ連携させるなど従来より機能をバージョンアップさせ、EV利用範囲拡大を目指す実証事業を本格的に始動させた。

NEDOプロジェクト(「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業/米国カリフォルニア州の北部都市圏におけるEVの行動範囲拡大実証事業」(2015年度~2020年度))で、日産と兼松は、急速充電網の整備と電気自動車ドライバーへのリアルタイム情報サービスの提供を通じ、EVの利用頻度拡大および行動範囲拡大を目指した実証事業を実施している。

米国は早くからEVに注目し、さまざまな取り組みを実施している中、特にカリフォルニア州は、2025年までに150万台のZEV(Zero Emission Vehicle)普及を目標に掲げ、州内で一定台数以上の自動車を販売するメーカーに対して、一定比率のEVやプラグインハイブリッド車などの販売を義務付けること(ZEV規制)や、EV購入者は優先レーンの通行許可が得られるといった優遇措置を充実させ、現在米国において自家用EVの販売台数が最も多い州となっている。

一方、EVの普及が進む同州においても、EVは充電インフラが比較的整備されている都市内での近距離移動などを主とする、限定的な使われ方をされているといわれている。

完成させた急速充電ステーション網 

今回の実証事業において日産と兼松は、2016年11月14日から準備を進めてきた、海沿いのモントレーから山間部のレイクタホまでの区間に25カ所55基の急速充電ステーションネットワークを2017年11月14日に完成させるとともに、2016年11月以降、EVドライバー向けに提供しているリアルタイム情報スマホアプリサービス“DRIVEtheARC”を2017年11月に従来より機能バージョンアップし、日産の自動車情報サービスのNissanConnectとのデータ連携を開始することで、実証事業を本格的に開始した。

この実証事業では、これから約2年間の実証期間を通じて、急速充電器の適正な設置箇所や、利用者の充電行動などEVのさまざまな行動パターンのデータを集積、分析するとともに、EV利用距離の延伸の可能性についても評価分析する。これらの取り組みを通じて、EVの普及と利用拡大モデルの確立を図る。

この実証事業で得られた成果が米国内のみならず、他の国や地域へ適用されることで、EVの利便性が世界各地で格段に向上し、EVのさらなる普及につながることが期待される。

今後は、EVドライバー向けリアルタイム情報サービスDRIVEtheARCにおいて、データ集積、分析により、充電ステーションの混雑予想情報、EVドライバー運転行動統計情報、全体最適案内の機能バージョンアップを予定している。また、この実証事業を通じて、日産と兼松は、EVのリアルタイムデータやビッグデータビジネスの検討を進める。

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