【フランクフルトショー2015】プジョーが世界初公開する“2つのコンセプトカー”はこれだ!
プジョーは【フランクフルトモーターショー2015】において「308 GTi by PEUGEOT SPORT」、「PEUGEOT FRACTAL(フラクタル)」を世界初公開する。
308 GTi by PEUGEOT SPORT:世界ベストセラーのスポーツ仕様
1.6リッター THP 270馬力のターボ付きガソリンエンジンを搭載。0-100kmまでの加速は6秒、電子制御によるトップスピードは時速250kmである。11mm車高を低くし、トルセンLSD、大径380mmフロントブレーキ、19インチホイールにより、卓越したハンドリング性能を提供する。
同モデルのボディカラーは6色に加え、ペルラ・ネラ・ブラックと新色アルティメイト・レッドのツートーンとなる、クープ・フランシュを設定している。
「RCZ R」と「208 GTi 30th Anniversary」に続く「308 GTi by PEUGEOT SPORT」は、競技部門の技術者、エンジニア、ドライバーによって開発されたことを示すプジョースポールのバッジをつけた3つめのモデルである。
FRACTAL(フラクタル):先進のPEUGEOT i-Cockpit
2012年に「208」が登場して以来、180万人以上のユーザーに愛用されている「PEUGEOT i-Cockpit」は、プジョーの現在を象徴している。プジョーは革新的なコンセプトカー「フラクタル」で、新たな提案をする。この未来の電気自動車には、より本能的なドライビングを提供するためサウンドにフォーカスした、PEUGEOT i-Cockpitの新たな演出が盛り込まれている。
フラクタルは、コックピットにおいても革新的な技術を投入。HDホログラフィックディスプレイの新しいヘッドアップインストルメントパネルや、小径ステアリングにはタッチパッドを内蔵するほか、インテリアの80%は3Dプリンターで制作されている。さらに、スマートウォッチで遠隔操作してドアを開けることができる。100%電気によって走行するこのアーバンクーペは204馬力を発生し、走行距離は450km。車重は1000kg以下に抑えられ、時速100kmまでの加速は6.8秒、1000m先の地点へ28.8秒で到達する。3810mmのコンパクトな全長に地上高が70~110mmと低重心なことも、都会での生活にふさわしいデザインとなっている。
このほかにも、2トーンのクープフランシュによる「QUARTZ(クォーツ)」や「308 R HYbrid」、「308 Racing Cup」なども展示される。
308 R HYbrid:スーパーカーのようなパフォーマンスを発揮するコンパクトハッチバック
車幅を80mm拡げ力強さを増したプジョー「308 R HYbrid」は、一層際立った存在感を主張している。500馬力を発生するプラグインハイブリッドテクノロジーは、1.6リッター THP ガソリンエンジンが270馬力、それぞれの車軸上に搭載された2つの電気モーターが115馬力を発生する。最大トルクは730Nm、0-100kmまでの加速はわずか4秒である。
4輪駆動の「308 R Hybrid」は、EMP2プラットフォームをベースとしている。スポーツシートを備え、CO2排出量は70g/km。ドライブモードは、路面に合わせてHot Lap(500馬力)、Track(400馬力)、Road (300馬力)、ZEV(ゼロエミッション)と、パワーレベルの異なる4つのモードから選ぶことができる。
308 Racing Cup:レースのために生まれたモデル
プジョー・スポールによる「308 GTi」とエンジンの基本的な部分を共有しサーキットのために開発された308、それが「308 Racing Cup」である。270馬力を発生する1.6リッター THP ターボエンジンのモデルとは異なり、同モデルは38馬力多い308馬力を発生する。プジョー・スポールがチューニングを施す新しいレースカーは、パワーが14%アップしており、スタンダードモデルよりも100~150kg軽量化されいる。
パワートレーンは「308 GTi by PEUGEOT SPORT」と同様だが、308 Racing Cupでは6つのピストンを施したキャリパーによる競技用ブレーキと6速シーケンシャル・トランスミッション、パドルシフトを装着したステアリングを備えている。
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