リンカーン「ナビゲーター」3.5Lエコブーストエンジン搭載で大幅ダウンサイジング
フォード・ジャパン・リミテッドは、リンカーン・ブランドのフルサイズSUVであるナビゲーターを大幅改良し、7月7日(火)より発売を開始した。価格は、10,280,000円(消費税込)となる。
今回の改良では、エクステリア、インテリアのデザイン刷新とともに、V6 3.5L EcoBoost(エコブースト)エンジンを新たに搭載し、さらに可変コントロールダンピング・サスペンションを採用するなど、フォードの最新のテクノロジーを搭載。
より力強く、より美しく、そしてより先進的なプレミアムSUVとしてさらなる進化を遂げている。
5.4Lから3.5Lにダウンサイジング
エクステリアは最新のリンカーンモデルの象徴である“スプリット・ウイング・グリル”の採用をはじめ、よりリンカーンらしさを感じさせながら、力強いスタイリングに仕上げており、インテリアには伝統のシンメトリカルの美しいデザインとレイアウトはそのままに、先進のドライバー・コネクト・テクノロジー“MyLincoln Touch(マイ・リンカーン・タッチ)”と12セグ地デジチューナー内蔵の最新のナビゲーションシステムも標準装備され、より快適で、よりスマートなドライビング空間を提供する。
新たに採用されるV6 3.5L EcoBoostエンジンは、従来のV8 5.4Lエンジンから大幅なダウンサイジングを図りながら、最高出力では283kW[385ps]/5,250rpm、最大トルク624Nm[63.6kg-m]/2,750rpmを発生、1700rpmからピークトルクの90%を発生し、どの速度域からでも力強い加速を実現する。
一方で足回りには、走行中の車両を1,000分の2秒毎にモニターし、サスペンションの設定を最適化する、可変コントロールダンピング・サスペンションを採用。ハンドリング性能の向上とともに、快適性を向上させている。
駆動システムは、従来と同様にコントロールトラック4WDシステムを採用しながら、新型では滑りやすい急勾配を下る時に有効なヒルディセントコントロールを装備し、SUVとしての走破性も向上している。
主な特長
<エクステリア>
リンカーンらしい統一感のある洗練されたデザインと、力強さを融合
・フロントマスクには、リンカーン・デザインの象徴、「Split Wing Grille」を採用。
・バイキセノンHIDランプとLEDポジションランプが採用された新デザインのヘッドランプを採用。
・「パワードーム・フード」と呼ばれるエンジンフードのデザインも変更し、存在感あるフロントマスクを演出。
・リアテールランプには、LEDランプがコーナーからリアゲートへと続き、モダンかつ先進的な印象を与える。
・スポーティで存在感のある20インチのダークフィニッシュアルミホイールを採用。
<インテリア>
細部にまでこだわり優雅で上質な空間を作りあげながら、先進の技術を採用し、利便性と快適性を向上
・MyLincoln Touch(マイ・リンカーン・タッチ)を新たに装備。
※車内の装備や情報を一元化し、直感的なタッチパネル操作で、空調関連、オーディオ操作関連、ハンズフリー携帯電話関連など 様々な機能をコントロール可能。メータークラスタースクリーンのインフォテイメント・ディスプレーおよびセンタースクリーンに各情報を常時表示。パネルでの操作のほか、ステアリング・ スイッチやSYNC(英語音声操作機能)でも操作可能。
・12セグ地デジチューナー内蔵の最新のナビゲーションシステムを装備。スイッチ操作ひとつで8インチのパネル上でナビゲーションシステムとMyLincoln Touchの切り替えが可能。
・DTS Natural Surround技術によりハイクオリティなサウンドを実現したTHX社のTHX llを新たに採用し、サヴウーハーを含む14スピーカー・プレミアムサウンドシステムで臨場感のあるサウンドを楽しむことが可能。
・SoundScreenと呼ばれる遮音膜をラミネートしたガラスを採用した他、カーペット、床板、天井、断熱ドアなどの素材も改良するなどクラス最高レベルの静粛性を実現。
・運転席・助手席にはシートヒーター&クーラー。2列目シートにもシートヒーターを標準装備(中央座席除く)。
・上質なプレミアムレザーや各部にウォールナット・ウッドパネルを採用。
<メカニズム>
V6 3.5L EcoBoostエンジンをはじめ、可変コントロールダンピング・サスペンション、Lincoln Drive Controlなど最新のテクノロジーを搭載
・V6 3.5L EcoBoostエンジンを新たに搭載。ツインターボチャージャーと直噴(気筒内直接燃料噴射)、 Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)を組み合わせ、 従来モデル(5.4L V8エンジン)から排気量の大幅なダウンサイジングを図りながら、従来モデルから最高出力では59kW [81ps]アップの283kW[385ps]/5,250rpm、最大トルクでは129N・m[13.1kg-m]アップの624N・m[63.6kg-m]/2,750rpmを発生。
・可変コントロールダンピング・サスペンションを新たに搭載。 走行中のサスペンションやステアリングからの情報を1,000分の2秒毎にモニターし、サスペンションの設定を最適化、スムースで快適なドライブを実現。
・EPAS(電動パワーステアリング)も新たに採用され、駐車などの低速では軽く扱いやすい操舵力を、そして高速走行時には正確なレスポンスが得られるように、緻密にチューニングし、自然なフィードバックと正確なステアリング・レスポンスの両立を達成。 EPASにはドリフトコントロールも装備されており、強風や轍などドライバーが意図していない方向へ車両が振られた場合のハンドリングの補正をサポートする。
・「Lincoln Drive Control」を新たに採用。サスペンションの セッティングやパワーステアリングのアシスト量を路面や走行状況に応じて、「ノーマル」、「スポーツ」、「コンフォート」 の3つのモードから、選択することが可能。
・電子制御式6速ATに、セレクトシフト・トランスミッションを新たに採用し、マニュアルモードでの運転が可能。
・従来モデル同様、コントロールトラック4WDシステムを採用し、「4×2」、「4×4オート」、「4×4」の3モードを路面状況によって切り替えが可能。新たに、ヒルディセントコントロールが装備され、滑りやすい急勾配を低速で下る時の速度のコントロール性が向上。
・オーバースピードによる旋回中のコースアウトを未然に防ぐカーブコントロールを新たに装備。走行する際、オーバースピードであれば、自動的にエンジン出力を絞り、同時に4輪同時にブレーキを作動し、車両を減速させて、車両の安全な軌道を確保。
・BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム) およびCTA(クロストラフィック・アラート)を新たに装備。 センサーが他車を検知すると、ドライバーに警告し、車線変更時や後退発進時等の安全性を高めている。
・上り坂で停止して再発進する場合に、数秒間だけブレーキが自動的に作動して発進時の瞬間的なクルマの後退(リバースギアの場合、前進)を防止する「ヒルスタート・アシスト」を搭載。
・ロールスタビリティ・コントロール付きアドバンストラックによって、ドライバーのステアリング、アクセル、ブレーキ等の各操作と、それに対応する横揺れ、横方向加速度、ホイール回転速度などの車両の動きを監視し、意図的にアンダーステアやオーバーステアを発生させることで車両の安定性を確保。
・万が一の事故の際は、パーソナル・セーフティ・システムが前方からの衝突時に、瞬時に各エアバッグシステムやシートベルトプリテンショナー、ロードリミッターなどの作動を瞬時に統合制御し乗員を保護。また、セーフティ・キャノピーシステムが、側面衝突時にサイドカーテンエアバッグとサイドエアバッグを効果的に作動させ、乗員を保護。
<プレミアム装備>
プレミアムSUVの先駆者として、リンカーン ナビゲーターには、快適なドライビングを演出する様々な装備が搭載
・新たにリンカーンスターを模ったプロジェクションランプをドアミラーに内蔵。夜間など暗い場所で床面にリンカーンスターが映し出され、アプローチランプとして足元を照らす。
・キーをポケットに入れたままドアのロック/アンロックが可能なスマート・キーレスエントリーを採用。ブレーキを踏んでスタートボタンを押すだけで、ポケットからキーを取り出すことなく走り出すことが可能。
・従来モデル同様、パワーランニングボードも装備。ドアの開閉と連動して、自動的にランニングボードが展開。美しいエクステリアのスタイリングを損なうことなく、車高の高いSUVをスマートに乗降することが可能。
・パワーリフトゲートはスイッチひとつでリアゲートを自動的に開閉することが可能。
・3列目のシートは格納式のPowerFoldで、車内の スイッチ操作で、フラットなカーゴルームを実現することもできれば、3列目のシートを展開し8人乗車に対応することも可能。
・カーゴルームは最大で2,925L、8人乗車時でも513Lの積載量を誇る。
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