フォルクスワーゲン、新型「トゥアレグ」を発売 ～4年ぶりにデザインと機能を一新～

豊富なカラーバリエーションと最新装備を備えた大型SUV

フォルクスワーゲングループジャパンは、同社のフラッグシップモデルである大型SUV「Touareg（トゥアレグ）」を4年ぶりに刷新し2月10日より発売開始した。

今回導入する新型「トゥアレグ」は、自然吸気の3.6リッターV6エンジンを搭載する「トゥアレグ V6」と、これにより高い安全性を提供するドライバー支援システムと、さらなる上質さを追求したインテリアが特徴の「トゥアレグ V6アップグレードパッケージ」の2モデルである。

ボディカラーは、新色5色を含む全8色で、インテリアカラーは全3色が設定されている。価格は「トゥアレグ V6」が6,370,000円（消費税込）で、「トゥアレグ V6アップグレードパッケージ」が6,860,000円（消費税込）。

▼新型「トゥアレグ」の特徴

さらなる精悍さと高級感を高めた内外装のデザイン

◇エクステリア

新型「トゥアレグ」のエクステリアは、水平基調を強調した昨今のフォルクスワーゲンデザインにならい、フロント部分を中心にクロームパーツを程よくあしらったことで、よりエレガントで高級感あふれるデザインとなった。

ラジエターグリルは、中央にあるVWマークを中心に4本のクロームモールが水平方向に伸び、その両端にはよりシャープなデザインになったLEDポジションライト付きのバイキセノンヘッドライトを装着している。

フロントバンパーの左右にある大きなエアインテークに挟まれた中央部分のエアインテークにも、ラジエターグリルと同じ横幅で3本のクロームモールが付いている。さらにその下には、より太いクロームモールがバンパー幅いっぱいにまで広がり、この太いクロームモールは、前後のバンパーと左右4枚のドア下部に、クルマを取り囲むように取り付けられているため、比較的車高の高いSUVでありながら、新型「トゥアレグ」を視覚的に低く見せている。

また、都会的なシーンも似合う大型SUVらしく、フロント下部のアンダーガードにもクロームモールが奢られており、左右のフォグランプと18インチアルミホイールも新しいデザインに変更された。

◇インテリア

インテリアは、高級車としての風格と品格を備えた造りが引き続き踏襲されている。視界が高く、ゆったりとした室内は「トゥアレグ」全車に共通した美点の一つである。

インストルメントパネルは「トゥアレグ V6」ではシルバーメタリックのデコラティブパネルを装着しているが、「トゥアレグ V6アップグレードパッケージ」は、高級感のあるウォールナット製のウッドデコラティブパネルを装着している。

メーター類および、オートエアコンなどの操作ボタンは、すべて視認性に優れた白色の内照式を採用した。精緻なレタリングが高級感をより一層際立たせる大きな2つのアナログメーターの間には、微細なドットで鮮明にカラー表示するマルチファンクションディスプレイを装備。

そして、センターコンソールには「トゥアレグ」専用に開発されたフォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム“RNS850”を標準装備している。このナビゲーションは、インテリアにフィットした高級感のあるデザインに加え、ディスプレイも8インチと大きく視認性にも優れています。ナビゲーション機能のほかにもメディアセンター（CD録音機能）、3メディア VICSやボイスコントロールを搭載した60GBハードディスクナビを採用しているほか、ETC車載器、フルセグ地上デジタルTVチューナー、iPod、HDD音楽再生（MP3、WMA）など、多彩な機能で快適なドライビングを支える。

5色の新色を含む、全8色もの豊富なボディカラーと3色のインテリアカラー

エレガントで高級感あふれる内外装のデザイン刷新に伴い、新型「トゥアレグ」では、5色の新色を含む全8色もの幅広いカラーバリエーションが設定された。また、ボディカラーに合わせてインテリアもチタンブラック（ファブリック＆レザー）、コーンシルクベージュ（レザー）、ナチュナルブラウン（レザー）の3色から選択可能。

◎ボディカラー

【新色】リーフブルーメタリック／【新色】ムーンライトブルーパールエフェクト／【新色】サンドゴールドメタリック／【新色】ブラックオークブラウンメタリック／【新色】オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト＜有償オプションペイント¥129,600（消費税込）＞／タングステンシルバーメタリック／ディープブラックパールエフェクト／ピュアホワイト

さらに高機能化した安全・快適装備（一部抜粋）

◇安全装備

「トゥアレグ」は、これまでも先進的な安全・快適装備を標準装着していたが、今回はさらなる進化を遂げている。新型「トゥアレグ」では、30km/h未満での走行中に、自動的にブレーキを作動させて、前方障害物への衝突を軽減するシティエマージェンシーブレーキを含むプリクラッシュシステム“Front Assis tPlus”と、追突された場合、時速10km/h以下になるまで自動的にブレーキをかけ、追突による二次被害を軽減するマルチコリジョンブレーキ、全車速で先行車との車間、車速を自動的に調整しながら追従走行することができるアダプティブクルーズコントロール“ACC”を全車に標準装備している。

また、「トゥアレグ V6アップグレードパッケージ」には、このような基本装備に加えて、65km/h以上での走行時にフロントガラス上部にあるカメラが、ドライバーの意図しない車線逸脱を検知すると、ステアリングを振動させるなどしてドライバーに注意を促すレーンディパーチャーワーニングシステム“Lane Assist”と30km/h以下での走行時に、リアバンパーの左右にあるセンサーが接近車両を検知すると、ドアミラーの専用インジケーターを「点灯」させたり、車線変更時に危険を感知すると「点滅」させてドライバーに注意を促すレーンチェンジアシストシステム“Side Assist”を標準装備とした。

◇快適装備

「トゥアレグ V6」では、全8色あるボディカラーに対して、シートカラーはすべてチタンブラック（ファブリック）となるが、「トゥアレグ V6アップグレードパッケージ」の場合には、チタンブラック、コーンシルクベージュ、ナチュナルブラウンの3色あるレザーシートの中から選択することができる。このレザーシートは電動式で、運転席と助手席ともにシートヒーターを備え、8方向（前後、高さ、角度、リクライニング）の調整をスイッチ一つで簡単に操作可能。

さらに、すべての新型「トゥアレグ」には、特に冬場にその実力を発揮するステアリングヒーターを装着。また、駐車時に大変便利な装備として、障害物までの距離を音声で知らせるパークディスタンスコントロール（前後）と障害物までの距離を可視化して知らせるオプティカルパーキングシステム、車両の周囲の状況を360度の画像で映し出すアラウンドビューカメラ“Area View”や、車両後方の状況を映し出すリアビューカメラ“Rear Assist”（ステアリングガイド付き）、ETC機能を内蔵したフォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム“RSN850”など多岐にわたる快適装備を装着している。

トップ・オブ・フォルクスワーゲンにふさわしいオプションアイテム

新型「トゥアレグ」には、多くの安全・快適装備を搭載しているが、よりアクティブかつラグジュアリー、そしてより自分だけのクルマにしたいというユーザーのために、オプションを設定した。

・コンフォートパッケージ（CDCエアサスペンション＋電動パノラマスライディングルーフ）：530,000円（消費税込）

・有償オプションペイント（オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト）：129,600円（消費税込）