レクサス、“F”シリーズ最新モデル「GS F」をデトロイトショーで世界初公開
レクサスは、米国・デトロイトで1月12日より開催されている『2015年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)』において、新たな“F”モデルとなる高性能スポーツセダン「GS F」を発表した。2014年にデビューしたスポーツクーペ「RC F」に続き、スポーツセダンのGS Fが加わり、レクサスの“F”シリーズはより充実したラインアップとなる。なお、GS Fの発売は、2015年後半を予定している。
「“F”モデルが追求するのは、走るたびに心が躍り、笑顔になるクルマ。サウンド、レスポンス、パワーを楽しい走りの基本要素として大切にしており、実際にGS Fのハンドルを握ると全てのドライバーが心と体でその真髄が実感できることを目指した。」と、GS F開発責任者の矢口幸彦主査は語っている。
また、レクサスはデトロイトモーターショーで、LEXUS Racingの新しいロゴマークを付けたレーシングカーのコンセプトモデルである「RC F GT3 concept」も出展。シャープな新ロゴを採用することで、“F”ブランド訴求強化、およびGT3参戦を目指すLEXUSのモータースポーツに向けたさらなる意気込みを示している。
▼「GS F」の主な特長
“F”を継承し、徹底的に磨き上げた走行性能
・駆動力制御システムTVDは、走行状態に応じて後輪左右の駆動力を最適に電子制御し、コーナリング時に理想的な車両挙動を実現。「STANDARD」、「SLALOM」、「CIRCUIT」の3モードを設定し、一般道からサーキットまで幅広い走行シーンで意のままにクルマを操ることが可能
・直噴機構D-4Sを搭載したV型8気筒5リッターエンジンは、高出力を実現するとともに、自然吸気エンジンならではのリニア感やレスポンスの良さを実現。さらに定常走行域では、アトキンソンサイクルとすることで燃費・環境性能も向上
・ダイレクトな加速を味わえるトランスミッションの8-Speed SPDSは、Mポジション選択時には最短0.1秒で変速し、本格的なスポーツ走行を楽しむことが可能
・専用設計サスペンションの採用で、スポーツ走行時の路面に吸い付くような高い操縦安定性と、一般道での快適な乗り心地を両立
・新型アクティブサウンドコントロールASCは、リアスピーカーを追加してクルマの加速や減速によって生じるエンジン音を整えることで、より迫力を増したエンジンサウンドを実現
機能ありきの形状としたインテリアデザイン
・表皮一体発泡工法により、アスリートのボディスーツをモチーフとしたスポーティなデザインと、高いホールド性を実現した専用シートや、踏み込み時の足の動きを考慮して滑り止めのスリットを配したペダルなど、スポーツ走行時の運転操作をサポートする機能部品を採用
・航空機のグラスコックピットをモチーフとし、水温、油温、走行中のG、後輪トルク配分などの情報をインストルメントパネル内に表示する専用メーターを採用するとともに、スイッチ類の操作性にも配慮することでドライバーのスポーツ走行をサポート
・インストルメントパネルとドアトリムなどに、反射を抑え滑り止め効果もある高級素材アルカンターラを採用
「GS F」主要諸元 (北米仕様)
全長×全幅×全高:4,915×1,845×1,440mm/ホイールベース:2,850mm/トレッド前/後:1,555/1,560mm/車両重量:1,830kg/タイヤ&ホイール:【前】255/35R19&19×9J【後】275/35R19&19×10J/エンジン種類:V型8気筒5.0Lエンジン/総排気量:4,969cc/最高出力(kW[PS]/r.p.m.):348[473]/7,100/最大トルク(N・m[kgf・m]/r.p.m.):527[53.7]/4,800~5,600
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