スバル フォレスター『和製カイエン』【ピックアップ!カーソムリエレポート】
【カーソムリエレポートって何?】
カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。 本日はスバル フォレスターのレポートをピックアップしてお届けいたします!
▼『和製カイエン』(カーソムリエ ニヨピさん)
▼『5大陸制覇は伊達じゃない。』(カーソムリエ Rouge RX-7さん)
スバル フォレスター
世界で高い評価を得ているミドルサイズSUVの4代目。搭載するエンジンは、新世代2LボクサーでNAとターボの2種類を用意。NAはレスポンスの良さと優れた燃費性能を実現。ターボは直噴技術とツインスクロールターボの採用により、高い動力性能と燃費性能を両立。路面状況に合わせた走行モードを選べる「SI-DRIVE」や、エンジン、ミッション、VDC(横滑り防止装置の一種)などを制御し悪路走破性を高めるAWDシステム「X-MODE」など、安定した運転をサポートする装備も採用している。
『和製カイエン』(カーソムリエ ニヨピさん)
総合評価:3.2/5.0
外観デザイン:3.0/5.0
インテリア:3.1/5.0
走りやすさ:4.3/5.0
-オススメポイント-
XTに試乗しました。
<エンジン>
スバルのお家芸2.0Lボクサーターボを搭載。 同じく唯一ボクサーエンジンを製造しているポルシェのSUVカイエンはV6とV8を採用しており、実施「世界で唯一、ボクサーエンジンを搭載しているSUV」ということになります。だから何だという話ではありますが。 youtubeでは0-100mを5秒でこなす動画がアップされており、正直これには懐疑的でしたが、試乗してみるとどうやらあながち嘘ではないことが分かります。歴代の国産SUVではブッチギリの加速でしょう。SUVという大柄なボディ構造のため、「突進」という表現がピッタリくる加速感です。
<トランスミッション>
アンチCVTの私が許容できるCVTにようやく出会いました。 このCVT、リニアトロニックは回転の上昇が速度と伴って加速するため、原付きスクーターのような「ブゥーーン」という間の抜けた加速音や、クラッチが滑っているかのような加速感がありません。またCVTにありがちなジャラジャラ音もありませんでした。 伝達効率の点でも有利なので、この大柄なSUVとリニアトロニックというパッケージングは歓迎するべきでしょう。
<スバルのAWD>
勿論、駆動方式はアウディのクワトロと双璧をなすスバルのシンメトリカルAWDです。試す場所がなかったため、悪路での走破性について具体的なことは言えませんが、X-MODEは雪国では頼もしい存在になるでしょう。 <アイサイト付き> ボルボやメルセデスの運転支援システムに機能は劣りますが、こういった重要なアイテムをより低コストで提供しているスバルに拍手です。
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
違った。
理由:あのボディからは想像できない走りをします。 走行性能に関しては「和製カイエン」と言っても言い過ぎではないでしょう。
-不満点-
<硬い足回り>
大パワーを受け止めるべく、この手の車にしてはかなり硬いです。RAV4やCRVみたいな乗り心地を想定していると痛い目をみます。反面、SUVでありがちなコーナリング時のフラつきやワンテンポ遅れるような不快な揺れがないので、車酔いはしにくそうです。高いスピードレンジでもフワフワせず安定しており、タイトなコーナリングもスポーツセダンのレベルでこなします。個人的には好きです。
<クロカン車ではない>
ラダーフレームもモノコックボディも長いストロークのサスもなくタイヤも薄い。本格的なクロカン車のような性能を求めると失望すると思います。例えば河川敷や荒れた林道みたいなところでは歯が立たないでしょう。でもそんな場所に縁もゆかりも無い圧倒的多数には、都市部での急な降雪、雪国の冬の通勤、スノボの行き帰りなんかの方がよっぽど重要です。その辺は難なく満たせていそうなので、昨今のSUVというカテゴリ内に置いては欠点にはならないでしょう。
<アクセルレスポンス>
ある程度の速度域から自慢の馬鹿力を堪能しようとアクセルをカバっと踏み込むと、明らかにワンテンポ遅れた加速感になります。一度気になり出すと、街中のストップアンドゴーでも気になってしまうくらいに存在感があるラグです。これはS#においても感じました。電子スロットルか、もしくはトルコンのキックダウンの時によくある遅れ感に近いものを感じたのでCVTかなと思いましたが、どうやらターボラグが原因のようです。
<内装>
スバル社内ではいったいどういうプロセスを経て内装の設計を行っているのでしょうか。贔屓目に見て00年代のトヨタ200万円代クラスのレベルです。何もレンジローバーと張り合うことを望む人なんていないでしょう。お金をかけなくても満足できるもの(それっぽいもの)を作れることを、スズキはキザシで、トヨタはハリアーで、マツダはアクセラやアテンザで証明しています。「スバルはメカに金をかけてるから内装を気にする必要はない」なんてのはインプレッサSTIなら成り立つ話です。フォレスターのターゲット顧客層は走り屋ではありません。質感とデザインにおいては他社に2歩遅れてると感じざるを得ません。せめてボルボのように意志が感じられる製品になることを望みます。ユーテリティについても特出して取り上げるポイントがありません。
-運転後の感想-
エクステリアとインテリアがハリアーだったら買ってました。 ボルボのV40みたいな系統のインテリアもイメージに合う気がします。
『5大陸制覇は伊達じゃない。』(カーソムリエ Rouge RX-7さん)
総合評価:3.9/5.0
外観デザイン:3.4/5.0
インテリア:4.0/5.0
走りやすさ:4.0/5.0
-オススメポイント-
2.0XT EyeSightに試乗。
エクステリア
スバルらしい角ばった直線的なデザインで、フロントの迫力ある顔立ちはランドローバーにも負けてない上スタイリッシュだ。全体的に、頼りになる兄貴、といった印象だ。
インテリア
上級グレードということもあり、質感が高い。デザインはXVやエクシーガ同様、シンプルながら見易く使いやすいレイアウトで好印象。 室内は、見た目より広く快適。5大陸走りきるだけの事はある。
走り
1.6トンに280ps.35.7kg・mと充分以上の動力性能。Xモードと合わせて試乗では試せなかったが、加速は軽く、ビシッとした剛性のあるボディーと路面追従性の高さは感じられ、本物を匂わせてくれた。
-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-
違った。
理由:室内が快適。
-不満点-
特になし。
-運転後の感想-
この性能でこの価格。アイサイトもついてお買得。
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