スバル、「レガシィ」「アウトバック」が米国IIHSの衝突回避性能評価で「superior」獲得
スバルの米国販売会社スバル オブ アメリカ インクは、「レガシィ」、「アウトバック」(共に先進運転支援システム「EyeSight」装着・2013年型、2014年型モデル)が、IIHS(道路安全保険協会)が中型乗用車・SUV向けに初めて実施した前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムにおいて、最高評価の「superior」を獲得したと発表した。また、「superior」評価を獲得した車種中、レガシィとアウトバックは唯一最高となる6ポイントを獲得した。
EyeSightは、世界で初めてステレオカメラのみで、歩行者、自転車をも対象としたプリクラッシュセーフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステムで、2008年5月の日本での発売以来、ユーザーから高い評価を得ている。今回のIIHSによる評価においては、自動ブレーキによって車両を減速・停止させ、前面衝突の回避または衝突被害の軽減を図るEyeSightの「プリクラッシュブレーキ」の性能が高く評価された。
スバル オブ アメリカのトーマス ドール社長兼COOは「われわれのお客様は、スバル車が提供する安全性を信頼しています。モデルラインアップ全車が獲得した2013 IIHSトップセイフティピックと共に、レガシィとアウトバックが受けた2013トップセイフティピック+と今回の前面衝突予防性能への高い評価は、スバルがお客様の信頼に応えていることを更に証明するものです。」と述べている。
IIHSは新試験プログラムにおいて、前面衝突予防システムをオプションまたは標準装備する車種について、自動ブレーキ機能の有無や同機能の検証試験により、衝突回避性能を「superior」、「advanced」、「basic」の三段階で評価。試験では、自動車の後部を模し、かつ静止したターゲットに向けてエンジニアが車両を走らせ(試験速度:約20km/h、約40km/h)、自動ブレーキによる減速性能を検証する。協会基準の最高評価である「superior」の認定を受けるには、自動ブレーキ試験で4~5ポイントを獲得し、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)の獲得が必要となる。