マセラティ、新型「クアトロポルテ」をデトロイトモーターショー2013で初公開
マセラティは、新フラッグシップモデル「マセラティ クアトロポルテ」を「デトロイトモーターショー2013」で世界初公開した。
6代目となる新型「クアトロポルテ」は、大きな飛躍を遂げた。
フルモデルチェンジされた「マセラティ クアトロポルテ」は、世界中から賞賛を浴びた先代のクアトロポルテに比べ、より大型化したと同時に軽量化され、豪華さと実用性をより高めた新世代モデルとして生まれ変わった。最高速度は307km/h。2ドア・スーパーカーに全く引けを取らないスピードを誇る。
新たに開発された直噴ツインターボ・エンジンには、最高出力530phを誇るツインターボの3.8リッターV8と3リッターV6をラインナップ。どちらも「マセラティ・パワートレイン」による完全な新設計で、組み立てはマラネロのフェラーリ工場で行われる。
0-100km/hをわずか4.7秒で加速し、最高速度307km/hへと導く3.8リッターV8エンジンは、マセラティにとって新たなパフォーマンスのベンチマークとなる。最高速度は現行「クアトロポルテスポーツGTS」より20km/h速く、最大トルクは先代「クアトロポルテ」を200Nm上回る。V6シリーズのツインターボ・エンジンAWD(4輪駆動)モデルの最高速度も285km/hと、第一級のパフォーマンスを誇る。
全てのモデルに、ZF社と共同開発した最新の8速オートマチック・トランスミッションを標準装備。新型クアトロポルテは優れた動力性能とは対照的に、燃料消費と排ガス中の有害物質は先代モデル比で20%削減している。
なお、マセラティは今回の「クアトロポルテ」に続き、ハイエンドEセグメントの4ドアセダン「ギブリ」スポーツ、ラグジュアリーSUV「レヴァンテ」の市場投入を発表している。
新型クアトロポルテの注目ポイント
・マセラティがゼロから設計した3.8リッター・ツインターボV8と3リッター・ツインターボV6エンジン
・直噴V8エンジンは、530phの最高出力と、最大トルクは710Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒、最高速度307km/h
・クラスをリードするリッターあたりのパワー(139hp/リッター)、トルク(171Nm/リッター)とパワー・ウェイト・レシオ(3.6kg/hp)
・V6ツインターボの最大出力は410hp、最大トルクの550Nmは「クアトロポルテスポーツGTS」のピーク値を上回る
・V6ツインターボの0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は285km/h
・V8の車両総重量では約100kgの軽量化を達成
・V8、V6モデルともにZF社製の8速オートマチック・トランスミッションを搭載
・V6モデルに新規搭載されるAWD(4輪駆動)システムは、後輪が高速でフル回転している時でも、より強い駆動力が求められる状況になると、100%後輪に伝わっていたトルクを瞬時に50:50のほぼ完ぺきな比率で前後輪への再配分を実現
・RWD車両では50:50の前後重量配分による優れたハンドリングの伝統を継承
・ホイールベースを延長したことによる、ゆったりしたレッグ/ショルダー・スペースと広々としたトランク
・4人乗りと5人乗りのシート・レイアウトを用意。ワークスペースと充実のエンタテインメント・オプションを含む
・WiFi無線LANホットスポット。バウワース&ウィルキンス製15スピーカー・プレミアム・サラウンド・システム(1280ワット)。8.4インチ「マセラティ・タッチ・コントロールスクリーン」などを装備
・マセラティ独自の設計とエンジニアリングにより、トリノの新設ファクトリーで新たなベンチマークとなる高いクオリティ・スタンダードモデルを製造
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