大人気の軽「ホンダ N-BOX」が一部改良でまたさらに“完璧”に! 待望の電子制御パーキングブレーキ装備でACCが全車速追従型へ
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:MOTA編集部・Honda
ホンダは2021年12月16日(木)、軽No.1人気のスーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」を一部改良した。ユーザーから要望の強かったオートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキを全車に新搭載するなど、快適性や使い勝手を向上させた。また、初代N-BOXがデビューした2011年12月から10年が経過したことを記念し、軽のNシリーズに新ブランド「N STYLE+(エヌスタイルブラス)」を新設定。第1弾モデルの特別仕様車を発表した。
渋滞時に役立つ快適機能「オートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキ」を新採用
2017年にフルモデルチェンジし、年間軽No.1人気を維持し続ける2代目「ホンダ N-BOX」が、2021年12月16日(木)に一部改良を実施した。前年の2020年12月25日にはデザイン変更を伴うマイナーチェンジを行なっており、今回はデザイン上の大きな変化はない。
最大の改良点は、オートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキの新採用だ。
電子制御パーキングブレーキは、N-BOXと同じプラットフォームを使用し、2019年夏にフルモデルチェンジした軽ハイトワゴン「N-WGN(エヌワゴン)」や、2020年11月にフルモデルチェンジした「N-ONE(エヌワン)」などで先行採用されていた便利機能。
中でも「オートブレーキホールド」は、停車時にもブレーキを踏み続けなくても、自動的にブレーキを保持するもので、渋滞時などに役立つ快適装備だ。保持している際にアクセルペダルを操作すれば、自動的に解除される。
2020年末のN-BOXマイナーチェンジ時も非搭載で、従来通りの足踏み式パーキングブレーキを継続採用したため、SNSなどでは早期の装着を望む声も多く散見されていた。1年越しにようやくユーザー待望の装備がかなったことになる。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)に待望の渋滞追従機能が追加
電子制御パーキングブレーキ採用に伴い、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の機能である「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」に、渋滞追従機能が追加された。こちらも同様にユーザーの要望が大きかった快適機能だ。
従来型N-BOXのACCは、時速30キロ以上で動作。設定速度で定速走行するほか、車間を維持し先行車に追従走行したり、先行車がいなくなったら設定速度まで加速する機能などを有していた。
今回のN-BOX一部改良により、新型では新たに先行車が停止した場合、自車も自動的に停止する機能が加わった。また先行車が走り出せば、スイッチ操作もしくはアクセルをひと踏みすることで、追従走行を再開する。
このように渋滞追従機能は高速道路などでの渋滞時に非常に有効で、ドライブの負荷も大幅に軽減される。これでますます人気No.1の座も揺るぎないものとなりそうだ。
新型N-BOXシリーズの価格は、144万8700円(消費税込)からとなっている。
ホンダの軽「Nシリーズ」に共通の新ブランド「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」がN-BOXからスタート!
2011年12月に初代モデルが登場したホンダ N-BOXは、2021年12月でちょうどデビュー10周年を迎えた。今回、N-BOXをはじめとするホンダの軽「Nシリーズ」に共通の新ブランド「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」がスタートする。
まずN-BOXで特別仕様車「N-BOXカスタム STYLE+ BLACK(スタイルプラス ブラック)」を、一部改良と同時に販売を開始する。
STYLE+ BLACKは、N-BOXの上級カスタム仕様「N-BOXカスタム」をベースに、外観にベルリナブラックのアクセントカラーを加飾したモデルだ。フロントグリルやリアライセンスガーニッシュなど各所にブラックが施され、高級感を演出する。さらにN-BOX Custom(カスタム)のエンブレムやアルミホイールも専用ブラック塗装としている。
N-BOXカスタム STYLE+ BLACKの価格は、「L STYLE+ BLACK」が(FF)192万9400円/(4WD)206万2500円、「L・ターボ STYLE+ BLACK」が(FF)205万7000円/(4WD)219万100円となっている[価格は全て消費税込み]。
N STYLE+シリーズは今後、N-WGNやN-ONE、さらに商用車の「N-VAN(エヌバン)」にも随時設定されていく予定となっている。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:Honda]
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