コンパクトSUVのトヨタ カローラクロスは最上級グレードZが人気! 内外装には豪華な装備が多数
- 筆者: 篠田 英里夏(MOTA編集部)
- カメラマン:茂呂幸正
2021年9月14日(火)に発売開始したトヨタのコンパクトSUV、カローラクロスはガソリンとハイブリッドでそれぞれZ、S、Gの3グレードが用意される。
発売直後はカローラシリーズのうち4割以上を占める好調な滑り出しとなった。そんな注目を集めるカローラクロスの装備を紹介していこう。
フロントグリルやアルミホイール、ライトに大きな違いがある
まずは外装からだ。
フロントグリルとリアロアバンパーはZとSに金属調塗装フレームが、Gにはブラックフレームが設定される。
カローラクロスのアルミホイールはグレードごとに異なるデザインとなっている。Zグレードには切削光輝+ダークグレーメタリック塗装の18インチ、SとGには17インチのアルミホイールを設定し、Sにはセンターオーナメントが、Gには樹脂フルキャップが付く。
また、パノラマルーフはZとSに11万円の追加オプションとして装着でき、ルーフレールはZとSに標準装備される。
また、ライト類は最上級グレードのZのみにLEDシーケンシャルターンランプとLEDデイタイムランニングランプ付きと、リヤコンビネーションランプにLEDライン発光テールを設定。SとGには通常のLEDライトが用意される。
シート表皮やオートエアコン、後席の快適装備も上級グレードに設定
内装には、シート表皮に違いがある。Zには本革+ファブリックシートが用意されるが、SとGにはファブリックシートのみ。8ウェイパワーシートや運転席と助手席のシートヒーター、電動ランバーサポートもZのみの装備で、SとGには6ウェイマニュアルシートが設定される。
ほかにも、左右独立温度コントロール付きオートエアコンはZとSグレードに用意する。
その他の室内装備としては、センターコンソールボックスに用意される充電用USB端子はZとSに2個、Gには1個となる。おくだけ充電機能は1万3200円の追加オプションとしてZグレードにのみ付けることができる。
さらに後席ではカップホルダー2個付きのリアセンターアームレスト、後席のエアコン吹き出し口はZとSに用意。後席の快適性で選ぶならZやSが適していると言える。
ほかにも、ハンズフリーパワーバックドアはZグレードに標準装備、Sグレードには7万7000円の追加オプションとなる。
最上級グレードZとエントリグレードの価格差は40万円!
価格(税込)は2WDのハイブリッドZが299万円、ハイブリッドSが275万円、ハイブリッドGが259万円となる。ZとGの装備を差を考えれば妥当な価格設定だ。
実際、2021年9月と10月の販売台数で見るとハイブリッドZが80%、ガソリンタイプのZが15%を占めていることからも、最上級のZが一番人気と言えそうだ。
しかし、Sグレードはトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」のみで先行販売され、一般販売は2022年2月以降と実質2グレードしか選べないこと、Sは中間グレードでありながら装備内容もZ並みに充実していることなどから、この先の販売割合は変化することも十分に考えられる。今後の販売動向も気になるところだ。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
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