新型アウトランダーPHEVと新型エクストレイルの内外装を比較│内装は共に質感が向上し、外装ではキャラクターの違いを演出する兄弟車
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
三菱の人気SUV「アウトランダーPHEV」が2021年10月28日(木)、フルモデルチェンジを行った。アライアンスを結び、プラットフォームなどを共有する兄弟車の日産 新型エクストレイルよりひと足先に2021年12月16日(木)より、国内で発売開始する。ここでは、そんな気になる両車の内外装の違いを比較していく!
力強さが増した新型アウトランダーPHEVの外観に対し、スポーティな新型エクストレイル
三菱 新型アウトランダーPHEVのボディサイズは、全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mm、ホイールベース2705mmで、先代アウトランダーPHEVから全長+15mm、全幅は60mmワイドに、全高は35mm高くなった。
三菱車共通のデザインアイコンであるダイナミックシールドは先代モデルから進化し、存在感の増したフロントマスクとなり、足周りには20インチの大径ホイールを備え、こちらも力強さが増している。さらに、リヤ周りは、4代目パジェロなどが採用してきた背面式スペアタイヤをモチーフとした六角形の形状「ヘキサガード・ホライズン」がテールゲートに施され、リヤ周りでもSUVらしい走破性の高さを表現している。
一方の、日産 新型エクストレイル(北米仕様「ローグ」2021年モデル)のボディサイズは、全長4648mm×全幅1840mm×全高1689mm、ホイールベース2706mmで、現行型の3代目エクストレイル(T32型)よりも約40mm短く、高さは約50mm程度低くなり、見た目にもスポーティ度が増している。
フロントマスクは、個性的な形状のLEDヘッドライトを採用したほか、Vモーショングリルのデザインも先代モデルから進化し、高級感を演出。さらにフロントグリルをより大きく見せる工夫も施されている。
リアサイドでは、立体感のあるフェンダー周りのデザインに、特徴的なリアアンダーカバーはエクストレイルらしい走破性の高さを想起させるものとなっている。
両車ともに質感高いレザーやステッチで高級感あふれる内装
タフさ、力強さが強調された新型アウトランダーPHEVの外観だが、内装では触感がよく質感の高いソフトパッドを随所に採用しているほか、最上級グレードではステッチをあしらうなど上質さにもこだわりが持たれており、高級感のあるデザインとなっている。
また、全車に視認性と操作性に優れる12.3インチのフル液晶メーターと9インチのナビの採用など、大幅に質感と利便性が向上している。
新型エクストレイルの内装では、上級グレードでキルティング加工が施されたセミアニリンレザーシートを採用。北米仕様ではタン、グレー、チャコールの3色からセレクト出来る。
メーターは12.3インチのデジタルダッシュボードへ、そしてセンターの大型ディスプレイは9インチのタッチ式へそれぞれ進化。10.8インチのヘッドアップディスプレイと合わせ3つのハイテクディプレイが並ぶ先進的なコックピットとなっている。
後席の快適性は両車共通
新型アウトランダーPHEVの後席は、先代からのボディ延長している分、足下空間が拡張され、広大なスペースを確保。さらにリヤシートはリクライニングも可能となる。
さらにカップホルダーはドアポケットにもあり、左右に1つずつと、2列目シートだけで全4つ設置されている。また、後席ドアウインドウには手動式のサンシェードも備わる。
また、新型アウトランダーPHEVでは、サードシートを採用した3列7人乗りレイアウトも用意されている。
3列目シートは、大人が乗るには膝を抱えるような姿勢となってしまい、長時間の乗車には向いていないものの、多人数乗車が発生するシーンなどが想定できるユーザーにとっては貴重な存在だ。
新型エクストレイルの後席は、基本骨格を共有する新型アウトランダーPHEV同様、広い足元空間を備える。また、日本発売モデルでは現行モデル同様に3列シート仕様もラインアップされるとみられる。
ここまで新型アウトランダーPHEVと新型エクストレイルを比較して紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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