トヨタ アクアの後席はもう狭くない!? 新型に180cmの大男が乗ってみたら、見た目以上に余裕の空間だった

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2011年に登場し大ヒット作となった小型ハイブリッドカー「トヨタ アクア」が、2021年6月にフルモデルチェンジ。2代目モデルへ進化した。初代アクアは低燃費で小回りの利くコンパクトサイズだったが、反面で後席の広さはそれなりだった印象を持つ方は多いはず。新型アクアでは、その辺りが改善されたようだ。身長180cmの筆者が実際に検証してみた!

目次[開く][閉じる]
  1. 身長180cmの筆者が新型アクアの後席に座って確かめてみた
  2. 新旧のトヨタ アクア、よーく見比べてみると屋根の形状に微妙な変化が
  3. さすがに『余裕たっぷり!』とは言えないけれど…新型アクアの後席は身長180cmでも十分に座れた

身長180cmの筆者が新型アクアの後席に座って確かめてみた

2011年に登場し大ヒット作となった小型ハイブリッドカー「トヨタ アクア」が、2021年6月にフルモデルチェンジし、2代目モデルへ進化した。

初代のトヨタ アクアは、個人ユーザーのみならず、営業車やレンタカー、カーシェアリングの車両としても大活躍しているため、所有していなくても一度は乗ったことがある、という方も多いはず。コンパクトなサイズで扱いやすく、非常に燃費が良いことは周知のとおりだ。

低燃費で小回りの利くコンパクトサイズ! 反面、後席の広さはそれなりだった初代アクア

反面、傾斜した屋根の形状もあって後席の広さはそれなり、という印象をお持ちの方も多いかもしれない。

身長180cmで比較的大柄な筆者の場合『初代アクア、前席は見た目ほど狭くはなく十分に実用性あり』『後席も見た目の印象よりは広かったものの、さすがに頭上がキツかった』と記憶している。

それでは新型アクアでは、そのあたりがどのように改善されているのだろうか。実際に確認してみることにした。

新旧のトヨタ アクア、よーく見比べてみると屋根の形状に微妙な変化が

初代アクアと新型アクアを横から見た写真で、新旧モデルを見比べてみよう。

ハイブリッドカーの代表格「トヨタ プリウス」をコンパクトにし、さらに未来的なフォルムに進化させたような初代アクアのデザインは、今見ても古びて見えない。新型アクアはこのイメージを上手に取り入れ、誰が見ても“アクア”に見えるかたちを継承。さらに、リアドアから後部にかけての形状を大胆に彫り込むことで、その“未来感”を推し進めた。

ちなみに初代アクア、新型アクア共に全長は4050mmで共通。全高は初代が1455mmに対し、新型は30mmアップの1485mmとした。

ホイールベース(前後車軸間の距離)は、新型が50mm延長され、2600mm。全長は同じだから、その分タイヤの位置が前後に移動していることになる。

観察眼の鋭い人なら、後部ドア開口部の形状の違いに気付いているかもしれない。初代アクアは、アーチ状のガラスや屋根の形状に沿って、ドア開口部の後端が下がっている。これ対し新型のほうが、全体にストレート気味。全高が30mmアップしたと書いたが、後席頭上に関してはそれ以上高くなっているのだ。

さすがに『余裕たっぷり!』とは言えないけれど…新型アクアの後席は身長180cmでも十分に座れた

さて、筆者(身長180cm)が新型アクアの前後席へ座ってみた際の写真を紹介しよう。オジサンのお見苦しい写真である点はご容赦を。

後席はホイールベースを伸ばした効果もあって、足元の余裕も拡大した。実際にはもう少しダラッとした姿勢となるだろうが、それでも前席のシート背もたれに膝がつくことはない。

むしろこの囲まれ感が妙に落ち着く、って人も少なくないはず

撮影時にストロボを発光している関係で影が出来ているが、頭上空間を少しでも稼ごうと内張り部が凹ませてあることが写真でもわかるだろう。ご覧の通り、余裕たっぷりとは言わないまでも、前後席とも頭上空間は十分確保されている。

トリッキーな窓形状の関係でさほど解放感はないが、新型アクアの後席は、身長180cmの筆者でも十分に座れる空間であることが確認出来た。むしろミニバンやハイトワゴンのように頭上がスカスカなくらい広いクルマよりも、この囲まれている感じのほうが落ち着く、という人もいるかもしれない。

初代アクアで『アクアは後席がちと狭いのが唯一最大の難点だ』と感じた方でも、新型に乗ると『使えるじゃん』となるはずだ。気になる方は販売店の試乗車で確かめて欲しい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫・茂呂 幸正・TOYOTA]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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