KINTOだけでしか買えないGRヤリスの特別モデルは何が違う!? ノーマルのGRヤリスとの違いは専用パーツと性能が進化するソフトウェアアップデートサービスにあり
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:MOTA編集部
最近は残価設定ローンをはじめとしたクルマの買い方が増えている。だがその一方で、月々定額料金を支払うサブスクリプションサービスというものも台頭しつつある状況だ。
その代表的な存在がトヨタのKINTOである。選べる車種ラインナップも豊富なうえ、2021年6月にはGRヤリスにKINTO専用車であるモリゾウセレクションも加わった。そこで一体GRヤリスとKINTO専用車の違いはどこにあるのか!? 今回はGRヤリスRZハイパフォーマンスを愛車の1台にする筆者がオーナー目線でKINTO仕様との違いを解説する。
KINTOにかかるのは定額使用料だけ! 税金やメンテナンス代も含まれている
まずはクルマのサブスクであるKINTOを具体的に紹介していこう。
ボーナス払いも設定できる月々の定額で、その中には車両代はもちろん毎年の自動車税、KINTOの損得を考える上で大きなポイントとなる任意保険代、整備代などが含まれている。
そのためランニングコスト(クルマが走る、維持するための費用)として掛かるのは人によって駐車場代、ガソリン代、高速道路代程度である。
手間がなく、クルマに掛かる費用が分かりやすい&計算しやすいというメリットを持つ利用形態といえる。
【GRヤリスとKINTO専用モデル比較】最大の違いはエクステリアデザインとアップデートサービスにあり
GRヤリスモリゾウセレクションは、カタログモデルのGRヤリスでは最上級グレードとなるRZハイパフォーマンスをベースにしたモデルだ。
そのコンセプトは「市販車と参戦車両の関係が深いレースであるスーパー耐久で豊田章男社長がモリゾウの名前でドライブする、ルーキーレーシングとのコラボ仕様」といったところだ。
シートなど専用パーツ多数! 注目はサイン入りフロントガラスだ
具体的なカタログモデルのRZハイパフォーマンスから手が加えられた部分としては以下の3点である。
フロントガラス左下に入るモリゾウサイン。ちなみにこれはGRヤリスの初回限定版だったRZ系のファーストエディションにも設定されていた。
二つ目はシートのステッチやサスペンションのスプリングとダンパーにあしらわれたルーキーレーシングに通じる専用カラー。
そして3つめが、ホイール中央のオーナメントとパワーウィンドウスイッチのベースに付くルーキーレーシングのロゴである。ここまでは見た目違いにも感じる。
KINTO専用車最大のポイントはソフトウェアアップデート機能
しかし、モリゾウセレクションには秘密兵器といえるソフトウェアの更新による「タイムリーなアップデート(来年春以降)」と「お客様に合わせたパーソナライズ(時期は検討中)」の2つが付帯される。
この2つはルーキーレーシングがレースで行っているソフトウェアの更新と同様のことをユーザーにも提供するというもの。
前者は「走る、曲がる、止まるの基本性能を技術革新に合わせた最新のソフトウェアによる最適化」、後者は「ユーザーの走行データを基にした、ユーザーに合わせたソフトウェアのカスタマイズ」となっている。
要するに「ソフトウェアの更新や変更により、性能向上をしながらユーザーに合わせてもくれる」ということである。
>>トヨタ、スポーツカー「GRヤリス」をサブスクサービス「KINTO」で3年・月額5万4340円で販売! 個人に合わせ車載制御プラグラムのアップデートも実施
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