大人気のハイエースに巨大なキャビンをドッキング! 理想的なキャンピングカー「ファンルーチェ」の広大な室内空間に圧倒!【東京キャンピングカーショー2021】
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:MOTA編集部
2021年6月12日(土)から13日(日)に開催された「東京キャンピングカーショー2021」(東京ビッグサイト青海展示棟)会場で気になったキャンピングカーをレポートする。今回は人気の「ハイエース」に注目! しかもボディ後半にオリジナルボディを加えた珍しい“キャブコン型”ハイエースについてご紹介しよう。
「キャブコン」は広さや快適性を求めるキャンパーたちがたどり着く究極のキャンピングカー
キャンピングカーには様々な種類があるが、広さや快適性を追求するとたどり着くのが、小型トラックをベースにした“キャブコン型”と言われるタイプだ。その姿はまさに「動く家」。室内空間は圧倒的に広い。数多くのベッドと広い居室、キッチンスペースを備えており、旅慣れたキャンパーたちから絶大な支持を集めている。
いい事ずくめのキャブコンだが、ベースが強固なはしご型フレーム式のトラックということもあり、重心はかなり高め。耐久性を重視するトラックらしい硬めの乗り心地も好みが分かれるところであり、走りや乗り心地を改善するパーツも数多く出ているほどだ。
新発想! トラックでなく、1BOXバンの「ハイエース」をベースに造られたキャブコン
そんな中で、絶妙な落とし所となりそうなのが、トラックに比べ圧倒的に重心の低い1BOXバン、トヨタ ハイエースをベースにしたキャブコンという発想だ。お馴染みの車体前半部はそのまま活用。そしてボディ後半はオリジナルの環状フレームボディを組み合わせることで、走行性能と耐久性を両立させた。
いくつかのキャンピングカーメーカーから登場しているハイエースベースのキャブコンだが、今回ご紹介するのは、既に長い実績を誇るファンルーチェ(株式会社キャンピングカーランド:愛知県日進市)のキャンピングカーだ。同社のキャンピングカーは、FRP製作からフレームの鉄工、木工、家具製作から縫製、電工に至るまで全て自社生産にこだわり製造されている。
室内の広さは他のキャブコン同様。ファンルーチェではシートレイアウトやバンクベッド(運転席上の就寝スペース)の有無などにより複数のモデルを用意していた。
東京キャンピングカーショー2021でファンルーチェの方に伺ったところ、やはりトラックよりも安定した走りの良さに期待し、購入を決めるユーザーが多いと教えてくれた。また実際に他のキャブコンから乗り換えた顧客もいるという。
そんな新発想のキャブコン「ファンルーチェ」。会場でも多くの来場者が代わる代わる室内を見学しており、高い人気のほどがうかがえた。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:MOTA編集部]
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