レクサス HS250h 実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
気になるシフトレバーの位置
伊豆スカイラインから芦ノ湖スカイラインへ入った途端、ひどい霧に見舞われた。
視界は10メートルもない。前のクルマに近付き過ぎず、同時にいつも以上に後続車の接近に注意して走る。薄暗くなりかけていたので、ヘッドライトは、霧になる前に点灯していた。
ペースも落ち、自然と踏み込むスロットル量も減るので、静かなことこの上ない。ほとんどタイヤの摩擦音と風切り音だけの無音に近い状態で霧の中を進んでいくのは、幻想的だ。
芦ノ湖スカイラインの湖尻峠の辺りで霧は晴れたが、その間に日暮れが近付いた。
HS250hには、プリウスなどと同様にシフトポジションに“B”モードが設けられている。エンジンブレーキのためのポジションだ。
HS250hはハイブリッドカーだから、“B”ポジションを使うと回生ブレーキとなり、充電する。その様子は、パワーメーターでも、エネルギーフローモニターでも目視することができる。
芦ノ湖スカイラインの下り区間に入って、この“B”ポジションを多用することになったのだが、シフトレバーの位置がよくないし、“D”ポジションや“N”ポジションから入れづらい。
入れづらいだけでなく、誤って“N”に入ってしまうことが2回あった。危険だ。
位置に関しては、中途半端に近いから使いづらく感じるのだと思う。ハッキリと、もっと遠くにあれば、それを意識して操作するから使いづらいとは思わないだろう。
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