スバル 新型インプレッサスポーツ 2.0i-S 実燃費レポート(1/2)
- 筆者: 山本 シンヤ
全面刷新された新型インプレッサで、350kmに及ぶ実燃費テストを敢行!
基本性能を飛躍的に高めるため、スバル 新型インプレッサは全面刷新の道を選んだ。
エンジニアが目指した理想をカタチにするために全面刷新されたスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)を初めとして、直噴化(2.0L)を含む80%の部品が新規となる次世代ボクサーエンジン、改良によって高効率&軽量化を実現したリニアトロニック、ダイナミック&ソリッドを全面採用しているエクステリア、スバル最良のクオリティを実現したインテリア、アイサイト・バージョン3や歩行者用エアバッグの全車標準化を含めた総合安全性能など、新型インプレッサはスバル車において最もベーシックなモデルでありながらも、現時点では上級モデルを上回る部分も多くみられる。
試乗記については、河口まなぶ氏による伊豆サイクルスポーツセンターでのプロトタイプ試乗記、名古屋~蒲郡の一般道から高速道路での公道試乗記をレポートしているが、今回筆者は燃費を測りながら長距離テストを敢行。題して、新型インプレッサのGT性能を探る旅だ(笑)。
ルートは、愛知県半田市の富士重工業 半田工場から東京都港区芝のオートックワン編集部まで約350kmのショートトリップである。車両は新型インプレッサ スポーツ2.0i-Sを使用した。
新型インプレッサスポーツ 市街地(渋滞)燃費テスト/レスポンスの悪かったIモードが大幅に改善
17時、新型インプレッサのトリップメーターをゼロにしてスタート。
まずは伊勢湾岸道豊田南インターを目指して一般道を走行した。雨降る夕暮れ時、仕事が終わり家路を急ぐクルマが多く道の流れは非常に悪い。低速でノロノロ走行が続く。
スペック上は従来モデルと大きく変わらない2.0L-NAエンジンだが、直噴化を含む80%の刷新やCVTの改良などによって常用域でのトルク感の違いは歴然。
従来モデルでは、SIドライブがIモードだとエンジンがまるで眠ったかのようなレスポンスの悪さとなり正直乗りたくないと思ってしまうほどであったが、新型インプレッサはIモードでも「これは、Sモード?」と勘違いするくらいスロットルレスポンスは気にならないレベルに改善されていた。
ライトON&ワイパーONと電装系には負担が掛かる状況にも関わらず、アイドルストップも問題なく作動。その効果もあったのか、17.4km走った燃費は9.9km/Lであった。
新型インプレッサスポーツ 高速道路 燃費テスト/EyeSightがver 3.2に進化した!?
豊田南インターからは伊勢湾岸道を経由して新東名を進む。ここからのアクセルコントロールはアイサイトに任せよう。
高速に乗ってから雨足は更に悪化、前方視界は従来モデルではEyeSightが作動停止するくらいの激しい雨の中での走行となったが、新型インプレッサのEyeSight ver.3は全く問題なく作動を続ける。基本システムはレヴォーグ/WRXと同じver.3だが、先行車認識や制御の緻密さなどは新型インプレッサのほうが優れているように感じた。もしかして、ver 3.2くらいの進化をしているのか!?
また、ヘビーウエットな路面状況ながら、手に汗握るような不安感はなく、いつもと同じようにリラックスしながらステアリングに軽く手を添えるだけでビシーっと走ってくれる。これは新型インプレッサの基本性能が大きく寄与しているのはもちろん、225/40R18サイズのアドバンスポーツV105のウエットグリップの高さも効いているはず。
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