内外装をオーダーメイドできるビュートが登場! 光岡『My Viewt 25th Anniversary』 |発表会レポート
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
ビュート誕生25周年を記念して、ビュートの特別仕様車が登場!
光岡自動車は、1962年に創業した新車/中古車ディーラー・輸入車ディーラーを主とする自動車メーカーである。
創業当初は板金塗装や整備をしていた工場だったが、1994年に制作したロータス・スーパーセブンのレプリカ車「ゼロワン」が組立車として認可されたことをうけ、日本で10番目の自動車メーカーとしてスタートした。
主に大手自動車メーカーから車の供給をうけ、独自のスタイリングにリファインしてから販売するスタイルが特徴で、大手メーカーでは作ることができないレトロな外観をもった車をラインナップに多く加えている。
2018年1月18日、港区麻布のショールームで行われた発表会では、誕生25周年となる「ビュート(美遊人)」の特別仕様車が発表された。
ビュートは、1993年に日産 マーチのK11型をベース車両として開発された車で、間もなく50年を迎える光岡自動車の中で、最も長い販売期間と最も多い販売台数をもつロングセラーモデルだ。
今回発表されたビュートは3代目のモデルとなり、ベース車両はマーチのK13型をベースとしている。
『My Viewt 25th Anniversary』と名付けられた今回の特別仕様車は、62色のボディカラー、4色の本革シート、6色の化粧パネル、さらにはシートのパイピングやステッチの色まで自由に選択できるようにした。
個性的なビュートをさらに”自分らしく”カスタマイズできる、ビュート25周年記念車の『My Viewt 25th Anniversary』の発表会をレポートする。
創業50年を迎える光岡自動車、100周年でも愛される会社作りをしていく
「光岡自動車は、2018年2月1日で50周年を迎えます。弊社の会長も78歳になりましたが、まだまだ元気でこれからも色々なことをやるぞと言っており、これだけは伝えてくれと言われてここに来ました(笑)
本日発表することはできませんが、50周年を記念する商品の発表も決定しておりますので、時期が来ましたら追って発表させていただきます。
創業50年、そしてこれからの50年。光岡自動車を100歳までゆっくりと育てていきたいと思っており、これからもみなさんに愛される会社づくりを進めてまいります。」
このように、光岡自動車代表取締役社長の光岡章夫氏はコメントした。
たとえ販売台数が少なくても、ビュートの25年は光岡が歩んできた証である
「初代ビュートは9千100台、2代目ビュートは1千400台、3代目ビュートは1千100台を販売しており、これまでに累計で約1万2千台を販売しました。25年間で1万2千台の販売ですから、計算してみるとひと月に40台を手作業でコツコツと製作し、送り出してきたということになります。
国内トップクラスの販売台数をもつ車であれば、ひと月に2万台を優に超えるモデルもあります。しかし、たとえ販売台数が少なくともビュートの25年間は感慨深いものであり、長い軌跡であり、私たちが歩んできた証でもあります。
光岡ビュートを購入していただいたお客様は、他の人が乗っておらず、クラシカルだけどどこか人懐っこいというデザインに惚れ込んだ方がほとんどです。そんなビュートでもっと自分らしさを表現できるMy Viewt 25th Anniversaryを、ぜひじっくりと見ていただきたいと思います。」と、光岡自動車執行役員の渡部稔氏はコメントした。
選ぶ楽しみを感じながら自分色のビュートが作れる「My Viewt」
「誕生から25年が経ったビュートですが、25年と言うと長い歴史があるように思えます。しかし、人間に例えてみるとまだまだ若者であり、私たちはそんなビュートをこれからもどんどん育てていきたいなと思っております。
ビュートはデザインのコンセプトを殆ど変える事のない車として、単一車種で長年愛され続けている世界的にも珍しい車種です。
今回発表するMy Viewt 25th Anniversaryはその名の通り、お客様が自分だけのビュートを作り上げるというコンセプトで開発しました。
特別な車であることを表現するために、グリルとリアのエンブレムを専用のものに変更しております。4色の本革シートや6色に増えた内装の化粧パネルは、すべて職人によるこだわりの手仕上げです。
自分の趣味趣向で食事や買い物をするように、自由に何かを選んでいくというのは誰もがドキドキワクワクする楽しいことです。
選ぶ楽しみを感じながら自分色のビュートをお客様自身が作れる、これがMy Viewt 25th Anniversaryになります。」と、光岡自動車 開発課課長の青木孝憲氏はコメントした。
小さな工場 光岡自動車が作り続けるのは、車が生み出す”夢”そのものだ!
「My Viewt 25th Anniversary(マイビュート25周年記念特別仕様車)」は、2018年1月20日から12月24日までのあいだ期間限定で販売される。
開発陣は触れていなかったが、車両本体価格がいままでのビュートと同価格に設定されているのが凄いことだと思う。
外装62色、内装の化粧パネルは6色、本革シートのメインカラーは4色から選べ、さらにステッチやパイピングの色変更が可能なので、ほとんどオーダーメイドなのだから。
2018年2月1日で50周年を迎える光岡自動車は、さまざまな50周年企画やイベント、さらには新型車の発表も控えているというので楽しみだ。
光岡自動車のキャッチコピーは「小さな工場には夢がある」だ。車に個性や拘りを強く求めるオーナーは沢山いる。たとえ少量しか生産されない車だとしても、そんな人たちに夢を与え続ける車造りを、これからも光岡自動車には続けて欲しいと思った。
[Text:松田 タクヤ(オートックワン編集部) Photo:オートックワン編集部/光岡自動車]
光岡 ビュートの主要スペック | |
---|---|
車種名 | 光岡 ビュート 12ST ※全6グレードのうち12TSを抜粋 |
グレード | 12ST
|
パワートレイン | DOHC水冷直列3気筒ガソリンエンジン |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
価格(消費税込) | 238万6800円 |
全長 | 4,515mm |
全幅(車幅) | 1,680mm |
全高(車高) | 1,550mm |
車両重量 | 1,035kg |
乗車定員 | 5人 |
ホイールベース | 2,450mm |
エンジン型式 | HR12DE |
排気量 | 1.198cc |
エンジン最高出力 | 58kW(79PS)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 106N・m(10.8kg・m)/4,400rpm |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
光岡 ビュートの関連リンク
■光岡、映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」とコラボした「ビュート」を限定20台発売
■光岡 ビュート オッターヴァ 新型車速報 ~ライフスタイルクラシック放送「OTTAVA」の世界を具現化~
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。