三菱「アウトランダーPHEV」がビッグマイナーチェンジ ~三菱ワークスラリーチームも復活へ!~[発表会レポート]
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
世界で支持を集める「アウトランダーPHEV」に不足していた要素とは
三菱自動車工業は6月18日(木)、同社の主力SUV「アウトランダー」と「アウトランダーPHEV」のビッグマイナーチェンジモデルを発表した。
現行型アウトランダーは2012年秋にデビュー。翌2013年にはSUVタイプの量産モデルとしては初のプラグインハイブリッドモデル、アウトランダーPHEVも追加された。デビューから2年半以上が経過。今回初めて大規模マイナーチェンジを実施したことで、全ての面において大きく進化を遂げた。
アウトランダーシリーズの主力モデル、アウトランダーPHEVは、世界初の量産型電気自動車「i-MiEV」(アイ・ミーブ)で培ったEV技術や、世界のラリーで活躍してきたランエボ(ランサーエボリューション)の電子4WD技術などを融合したプラグインハイブリッドモデル。その先進性や環境性能の高さを武器に、日本国内のみならず欧州や豪州など海外48ヶ国へ輸出されており、これまで累計で約6万4千台が世界で販売された。
大容量のバッテリーを搭載し、近距離のみならガソリンを使わず電気自動車(EV)として走ることも出来るアウトランダーPHEV。実際、三菱自動車工業の相川 哲郎 取締役社長 兼 COOが自身の通勤用として日々使用しているアウトランダーPHEVなどは、なんと無給油で4068kmも走らせたことがあるという。
いっぽう郊外路などでは2モーター駆動によるトルクフルな加速性能や、EVならではの静粛性、さらにはAC電源1500Vの給電機能も有するなど、アウトランダーPHEVでしか得られない高い機能性も支持され、他メーカーからの乗り換えユーザーも多く獲得している状況だ。
しかしいっぽうで、他銘柄、特に欧州プレミアムブランドから乗り換えた新規ユーザーなどからは、アウトランダーPHEVの走行性能(操縦性や乗り心地等)や内外装の質感について、更なるレベル向上を求める声も少なからず聞かれたようだ。折りしも欧州プレミアムブランドの各社からも、環境性能を高めたPHV(プラグインハイブリッド)モデルなどが続々と登場している状況。デビュー3年目を迎え、今回大幅な刷新を実施するに至った。
したがって、マイナーチェンジの強化点は明確だ。
1.エステリアデザインの洗練
2.インテリアの質感向上
3.走りの性能・質感向上
以上3点の強化に取り組んだ。
その詳細については、[新型車解説]三菱 新型アウトランダーPHEV・アウトランダーがMCで“イケメン顔”に変身![2015年6月18日]のほか、下記フォトギャラリー内のプレゼンテーション資料画像も併せてチェックして欲しい。
パリダカでもお馴染み、増岡浩が久しぶりの三菱ワークスチーム体制で参戦
あの「パリダカ」やWRC(世界ラリー選手権)などで数々の栄誉を獲得しその名を世界に轟かせた三菱も、その舞台から撤退して随分と時間が経つ。今回のアウトランダーPHEVマイナーチェンジを機に、三菱はワークス体制を組み、久しぶりのラリー参戦に挑むというから驚いた!
参戦するのは、FIA(国際自動車連盟)主催のクロスカントリーラリー・ワールドカップ第9戦「バハ・ポルタレグレ500」(2015年10月・ポルトガル東部のポルタレグレ県で開催)。 ドライバーには、パリダカールラリーで2002・2003年に2連覇を飾った三菱の増岡 浩氏。豊富な経験を基にチーム監督も兼任する。
その詳細については、こちらの記事も併せてチェックして欲しい!
■三菱、新型アウトランダーPHEVでクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」に参戦[自動車ニュース]
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
※画像をクリックすると、三菱 新型「アウトランダーPHEV」の詳細をチェック出来るフォトギャラリーページへとジャンプします!
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