三菱 新型 ミラージュ 試乗レポート/国沢光宏(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
なぜ没個性になるのか?右肩上がりだった40年前の日本であれば、ミラージュ級のクルマを開発する際「アアしたいコウしたい」という技術者や商品企画担当者の夢を詰め込んだ。野球で言えばホームラン狙いのフルスイングです。されど今の三菱自動車を見ると「アウトにならず1塁に進みたい」。
守りのクルマ造りといって良い。客観的に見ると地味に感じちゃうのは当然かもしれません。「質より楽しさ」というオーディオを安価に装着出来るとか、お手頃な価格でエクステリアのイメージを大幅に変えられるとかの「楽しさ」など演出できたら、ライバルに対するアドバンテージになったのに。
性能的な満足度は高いけど「ワクワク」しないのが惜しい
作る側からすれば、コストダウンに全力を傾注したクルマなのかもしれない。されど「商品」なんだからバントもデッドボールも四球も振り逃げもカッコよくやって欲しい。もし新型ミラージュの売れ行きが三菱自動車の期待を下回るとしたら「ワクワクしない」からだと考える。
もちろん数多くのライバルの中から新型ミラージュを選んだとしたら、満足度は高いと思う。流れの良い道なら、普通に走って軽く20km/L以上走るだろう(試乗会場の回りで簡単な燃費チェックをしてみたら17km/L程度)。ハイブリッドを除く白ナンバー車で最も実用燃費が良い。
加えて最小回転半径4.4mでクラス最小。ハンドルがよく切れる。女性ユーザーからすれば鮮やかなボディカラーを選べるのも魅力かと。おすすめグレードは中間の『M』(118万8千円)。コンパクトカーを購入する予定を持っているなら、ぜひショッピングリストに載せたらいいと思います。
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