三菱 i MiEV（アイミーブ) 試乗レポート(3/3)
- 筆者： 石川 真禧照
- カメラマン：原田淳
手軽で簡単！家庭用コンセントでの充電も可能に
電気自動車で心配なのが、電池がカラになってしまい、途中で走行ができなくなること。実際にフル充電で走行できるのは現時点は100kmだろう。しかし、この距離は、電気自動車の弱点といわれている暖冷房を効かせての数字なのだ。
通常、電気自動車はエンジンのように熱を出す機能がないので、そのために電力を使わなければならない。これが走行可能距離を短くしていた。i MiEVの場合、暖房性能などを向上させ、実用走行可能距離を100km以上にしたのだ。
充電は家庭用100V、200Vでも可能。フル充電には100V 14時間、200V 7時間かかる。急速充電では80％充電で約30分。急速充電の設備が街中に増えれば給電スタンドとして使えるわけだ。発売は2009年の予定だが、車両価格は200万円台。今年から全国で一般ユーザー向けの試乗会も実施するので、一度、乗ってみるとよいだろう。
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1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る
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