MINI Cooper S E クロスオーバー試乗レポート|MINIが持つ走りの愉しさを体現したSAV(2/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:小林 岳夫
トグルスイッチも、レッドからイエローに
続いては、インテリア。
MINIといえば、航空機のコックピットのように、指先でスイッチのON/OFFをカチッと切り替えるトグル・スイッチが採用されていますが、このモデルの場合、エンジンをスタートするトグル・スイッチの色は他のモデルで使われているレッドではなく、イエローに変わっているのもプラグイン・ハイブリッド車に乗っている実感を高める特別な部分。ドライバーの正面にある計器類は、スピードメーターの他に、エンジンとモーターを駆使して走るハイブリッド車ならではの「power」、「charge」、「eBOOST」を示す表示も。
インパネ中央に鎮座する大型ディスプレイは、カーナビやエンターテイメント情報などが表示されることに加えて、エンジンとモーターが発生するパワーが、どのような状況で駆動しているのかをアニメーションで表示するモードも。
MINIならではのお洒落なインテリアも健在で、シート素材やドアトリム、ダッシュボードのパネルなどを好みに応じてコーディネートすることも可能です。
プラグイン・ハイブリッド車でも実用面は損なわれていない
エンジンにプラスして、モーターとバッテリーを搭載するハイブリッド車は居住性や実用面が使いにくくなっていないのか気になるところ。
ボディサイズは全長4315mm×全幅1820mm×全高1595mmと大きめですが、5ドアモデルとして気になる後部座席については、大人が座っても膝回りにゆとりが感じられるだけの広さを確保。ただ、エンジンのみのモデルと比べると、クーパーS Eの後部座席はシートスライド機構を持たない固定式となり、座面がかさ上げされた影響で、頭上空間がゲンコツ1つ分ほど狭まるレイアウトに。ともあれ、膝回りと横方向の空間が広いので、窮屈と感じるほどではありません。
また、4駆モデルのSUVというアクティブなキャラクターを踏まえれば、実用面も大事。電動開閉式のテールゲートを開くと、405リットルの容量を確保した荷室が現れます。後席に乗員が座った状態であっても適度な奥行きが確保されているし、フロアは高すぎないから、日常で使いこなしやすそうなレイアウト。
さらに、4輪駆動で、なおかつプラグイン・ハイブリッド車にもかかわらず、荷室の床下には深めの収納ポケットが設けられていること、MNI クロスオーバーならではのウィットに富んだ装備「ピクニック・ベンチ」が内蔵されているあたりがお見事。出先でバックドアを開いた状態でピクニック・ベンチを展開すると、荷室の端にチョコンと腰掛けて寛ぐことができる。
さらに、後部座席の背もたれは40:20:40の3分割式になっているので、中央席だけをアレンジして長尺物を積んだり、全部倒してキャンプ道具を積むことも可能。臨機応変に使えるあたりも、家族の一台として、十分なスペースといえそうです。
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