メルセデス・ベンツ Sクラス ハイブリッド 発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
輸入車初!!エコカー減税対象
メルセデス・ベンツ日本は9月3日、輸入車としては国内初投入となるハイブリッド車「メルセデス・ベンツ Sクラス ハイブリッド ロング」を発表した。
メルセデスのフラッグシップセダンSクラスの大幅改良に合わせ、欧州では6月から販売されている「Sクラス ハイブリッド ロング(欧州名:S400)」が日本にも導入された。
日本ではプリウスやインサイトで盛り上がっているハイブリッド市場にメルセデス・ベンツもいよいよ参入!とはいってもメルセデス・ベンツのフラッグシップセダンSクラスのハイブリッドなので、国内でのライバルはレクサスLS600hただ1つ。一般庶民が易々と買える燃費志向のハイブリッドカーではないが、環境にこだわる富裕層には支持されるはずだ。
東京ミッドタウンで行われた発表会で、メルセデス・ベンツ日本のハンス・テンペル社長は「強力なリチウムイオンバッテリーを市販モデルとして世界で初めて採用した。ガソリンエンジンと組み合わされる新開発ハイブリッドモジュールにより、ラグジュアリーセダンとしては、最小レベルのCO2排出量を達成。さらに「平成22年燃費基準+25%達成」の認定も獲得したことにより、輸入車初のエコカー減税対象車として、自動車取得税・重量税が100%減免される」とアピールをした。
リチウムイオンバッテリーは小型高効率が特徴で、そのためエンジンルーム内に配置することができ、その他のスペースを一切犠牲にしないのが大きな特徴だ。
注目のハイブリッドシステムは、最大出力279PSの3.5L V6ガソリンエンジンに、最大出力20PS、最大トルク16.3kg-mの小型モーターを追加し、欧州複合モード燃費12.6km/L、CO2排出量も186g/kmを実現している。ただ、構造は電気モーターを1つしか搭載しないインサイトのようなタイプのため、モーターだけで走行する“EV走行”ができない。あくまでアイドリングストップ、回生ブレーキ、モーターアシスト機能が加わるマイルドハイブリッドモデルだが、これだけでも環境面には十分な貢献となる。
内外装はベース車と比べても大きな差はない。強いて言えばバッテリーの充電状態やモーターのアシスト状態を確認できるエナジーフローディスプレイをメーターパネル中央のマルチファンクションディスプレイにリアルタイムで表示する部分と、リアに付けられた「HYBRID」のエンブレムがベース車とはちょっと違うアイコンである。
Sクラスハイブリッド ロングの価格は14,050,000円(税込)。ハイブリッド市場に輸入車メーカーも参入したことで、競争はますます激化しそうだ。
【メルセデス・ベンツ Sクラス ハイブリッド ロング】
全長×全幅×全高:5096×1871×1479(mm)
ホイールベース:3035mm 車重:1955kg
駆動方式:FR エンジン:3.5リッターV6 DOHC
最高出力:205kW(279PS)/6000rpm
最大トルク:350Nm(34.2kg-m)/2400-5000rpm
モーター出力:15kW(20PS)
モータートルク:160Nm(16.3kg-m)
トランスミッション:7速AT
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