メルセデス・ベンツ 最新予防安全システム「レーダーセーフティ」体験試乗レポート(2/3)

  • 筆者: 清水 草一
  • カメラマン:オートックワン編集部
メルセデス・ベンツ 最新予防安全システム「レーダーセーフティ」体験試乗レポート
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4つの安全装備がついて、そのお値段なんと19万円!

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メルセデス・ベンツのシステムは、いわゆる自動衝突回避ブレーキと、渋滞時には停止までやってくれるレーダークルーズコントロール“ディストロニックプラス”、斜め後ろの死角を補う“アクティブブラインドスポットアシスト”、それと居眠り運転などで車線から逸脱した時に役立つ“アクティブレーンキーピングアシスト”の4点セットで、「レーダーセーフティパッケージ」の名で装着されます。

まずは、Eクラスにほぼ標準装備。順次装備モデルを増やして、ごく近い将来、すべてのモデルに最低限オプション装着できるようにするとのこと。その時のオプション価格は19万円!これは安いと言っていいんじゃないか。ボルボのシティセーフティが25万円、スバルのアイサイトが10万円なので、その中間というのはいいセンです。なんせベンツだし。

どうですか、お金に余裕のあるあなた、あるいは美しい奥様が心配なあなた、ちょっと身を乗り出したくなる話でしょう?で、実際のところはどうか。

これはですね、ボルボやスバルと基本的に同じで、時速30キロで障害物に向かって、何の回避行動も取らずに、呆然とアホのように突撃して行くとですね(居眠りやわき見状態)、自動的にブレーキがかかります。減速の強さは、最初は4割、そこからさらにピンチが迫ると、徐々にブレーキが踏み増され、最後はABSが作動するフルブレーキングになります。

これは、誰しも最初に体験した時は「すげえ!」と感動します。障害物に向かって何もせずに突撃するってのはすごく怖いことでして(笑)、そこでクルマが自動的にブレーキをかけ、止まってくれりゃ、そりゃ「すげえ!」と思って当然ですな。実際すげえし。

油断は厳禁です。

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で、速度ですが、当日は完璧な晴天。よって路面はドライ。その状況では、時速30キロではまったく余裕で、数メートル手前で完全停止しました。しかしこれが時速40キロだと超ギリギリ。それを超えると見事に「ズダーン」と、障害物ダミーに衝突してしまいました。

そう、繰り返すけど、このシステムはあくまで「低速で何も操作せずに障害物に向かってアホのように突撃して行った時には、自動で止めてくれる」というもの。晴れだと時速40キロまで大丈夫だったけど、雨なら時速30キロでギリギリだろう。雪だとそれも厳しい。その場合もブレーキはかけてくれるわけで、つまり衝突速度は、何もしないよりは確実に下がっている。時速30キロと時速10キロじゃ、衝突エネルギーは10倍近く違うし、たとえぶつかっても被害を少なくできる。ありがたいじゃないですか!

もうひとつ但し書きが付くのは、たとえばドライバーが軽くブレーキを踏んだ時は、「自動ブレーキ」ではなく、そのブレーキを最大パワーでアシストする形になること。力の弱い女性や老人は、こちらの形でサポートされる場合が多いでしょう。

一方、たとえばハンドルを切ったり、「ドライバーが自分の意志で何かに接近している」と判断される場合は、作動がカットされて、勝手にクルマがブレーキを掛けないようになっている。たとえばL字路みたいな場所で、曲がる直前にいきなり勝手にグワッとブレーキ掛けられちゃたまんないわけで、そのあたり、あくまでドライバーのアシスト役に徹するシステムとなっております。これは他社製品も同様です。

わかってるとは思うけど、「このクルマ、ぶつからないからヘーキ、ヘーキ」ってのは厳禁です。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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