メルセデス・ベンツ Eクラスクーペ 試乗レポート/松田秀士(4/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:小宮岩男
メルセデスらしい、落ち着いたオンザレールのハンドリング
サスペンションでは、セダン同様にE350クーペに油圧式の減衰力可変ダンパーによるアジリティコントロールサスペンションを装備し、E550クーペにはコンピューター制御によって無段階に減衰力を可変させる電子制御エアサスペンションシステムの「ダイナミックハンドリングパッケージ」を装備している。
E550クーペでは、手元のボタンを押すことで「スポーツ」と「コンフォート」の2段階にサスペンションの特性を切り替えることができる。ボタンを押して「スポーツモード」をチョイスすれば、サスペンションだけではなく、よりクイックなシフトチェンジとアクセルレスポンスに変化する。
左右のパドルシフトを駆使してワインディングを攻めてみたが、セダンよりも112mm短いホールベースによってなかなかアジリティ(俊敏)のあるハンドリングだ。
けれども、BMW系のデジタルなステアリング応答ではなく、メルセデスらしいしっとりとした落ち着き感を基本に、どこまでもタイヤが路面を捉えるオンザレールのハンドリングをみせる。
ボディサイズがセダンより一回り小さいこともスポーティなハンドリングに拍車をかける。スポーツモードにすることでレスアンダーステアとなり、シートのサポート性が高いので素晴らしいハンドリングが楽しめた。
ブレーキ性能は、初期タッチのペダルフィールから踏力を増やし続けたときに比例する減速Gも、メルセデスらしい落ち着き感に溢れたものだ。
結局、E550クーペをベタ褒めになってしまったがE350クーペでもサスペンションの違いこそあれ、標準装備に大きな差がないこともあり、十分に満足のできるものだった。
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