メルセデス・ベンツ Eクラス 発表会速報
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メルセデス・ベンツ Eクラス 発表会速報
メルセデス・ベンツ日本は5月26日、新型Eクラスを発表した。
メルセデス・ベンツ日本のハンス・テンペル社長は冒頭で、「現在の日本の市場を改善することは、生半可なことではない。それにはより強力なクルマが必要だ。」と述べ、Eクラスが日本での同社販売台数のうち20%を占める重要なカテゴリであること、新型Eクラスにおける自信とEクラスに賭ける期待などを語った。
Eクラスのフルモデルチェンジは実に7年ぶりで、刷新されたエクステリア/インテリアと安全性能・環境性能の大幅な向上がキーとなる。
「シンプルで野心的」な新型Eクラスのエクステリアは、左右のツインヘッドライトが先代モデルの丸目からシャープな角目4灯へ変わっているのが印象的だ。
新しい4灯ヘッドライトのデザインは、その箇所のみを見れば一見レクサスGSを彷彿とさせるかもしれないが、フロントマスクのV字グリルがさらに大きくなって迫力を増したことと伝統のスリーポインテッドスターにより、紛れもなくこの車がメルセデス・ベンツであるということを象徴している。
リアはテールランプが従来の三角型のものから、横長タイプへ変更されており、先代の柔らかめのエクステリアとの対比もあって、全体的にシャープになった印象が強い。
また、今回の新型Eクラスで特筆したいのが、安全性能・技術をフルに盛り込んだこと。
新型Eクラスでは、「アクティブボンネット」を新たに全車採用している。
アクティブボンネットとは、ボンネットにスプリングが内蔵されており、歩行者との衝突をセンサーが感知すると後部を50mm持ち上げて歩行者が受ける衝撃を軽減してくれる。
「アダプティブハイビームアシスト」は、通常走行時にはハイビームで照らし、先行車や対向車を検知するとロービームを自動で選択してくれる機能で、検知は0.04秒ごとに行われ、その照射範囲は最大300mにまで及ぶ。
ほかにも、赤外線で暗闇の中から歩行者を検知する「ナイトビューアシストプラス(オプション)」、ハイウェイやコーナリング時にライトを自動調整する「インテリジェントライトシステム」など、新型Eクラスでは歩行者保護と夜間の見えづらい状況での安全を特に重視していることが分かる。
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