マツダは本当に赤字覚悟で新型ロータリーエンジン搭載「RX-9」を開発するのか!?(2/2)

マツダは本当に赤字覚悟で新型ロータリーエンジン搭載「RX-9」を開発するのか!?
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RE復活を熱望するファンも800万円超えでは…

日産GT-R(2017年モデル)

結果、800万円の頒価予定が、1000万円を大きく超えることだって大いにありうる。投資した分の見返りがあるかとなれば「売れなければ意味なし!」。

御存知の通り高額車は「最初から成功する」という甘いジャンルじゃない。何世代かにわたり、少しずつ名声を高めていかなければならない。

10年間休まず改良を加えてきた日産GT-Rですら、開発したコストを回収出来ていないと言われているほど。「ロータリーエンジン復活を!」と訴える外野のファン達だって800万円超えのクルマなど買えまい。

■>>話題の新型ロータリー搭載モデルは2017年に!?

ロータリーエンジンを残し、ムダにならない方法とは

マツダ RX-8マツダ RX-VISION

さて。ロータリーエンジンを残しながらムダ使いにならない方法はあるか?

競技車両用として作れば良い。例えば日本で行われている『スーパーGT』なら、レギュレーションを若干変えることで参加出来る可能性大。

市販エンジンが前提となっているジャンルに出場するのなら、東京モーターショーに出展された超カッコ良い『RXヴィジョン』を燃費の良いパワーユニットとロータリーが両方載るクルマにしておき、魅力的な価格で売るという手もいい。

ロータリーエンジンはチューニングして競技に使えばいいだろう。いずれにしろ800万円超えの専用車は失敗必至の選択だと思う。

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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